ひとりごと

2016年12月29日(木)               「2017ピアノ・デュオのプログラム」

結局前回より2か月経ってしまいました・・・お待たせしてごめんなさい。

南大阪の熊取より更新しています。年末恒例、子供さんたちのクリスマスコンサートのお手伝いと熊取合宿ですが、あっという間に1週間が過ぎ、今日帰京します。

いつもは寒さに対してかなりの覚悟をしてこちらに来るのですが、関西も信じられない暖かさでした。こちらに向かう日も東京は暖かくて、汗をかきかきダウンコートを手に持ち、大量の荷物をごろんごろんさせながら機上の人となりましたが、関西も暖かいではないですか。例年熊取はストーブをつけないと室内が一桁台の寒さなのですが、なんと15度、外に至っては生暖かい風が吹いています。という訳で雪も寒さも無縁の不思議なクリスマスとなりました。

昨日はみるみる温度が下がり、冷え込む夜となりましたが、凍てつくような例年の寒さにはまだ程遠い・・・。

今回の滞在、いろいろとする事も多かったので、熊取(連弾)合宿としては全然捗っていないのですが、やはりここに来ると生き返ります。1週間過ごすうちにすっかり忘れていましたが、お初の曲が今回山積みで譜読みに追われ、大学の年度末の事務的な用事が溜まりつつあり、胃が痛むような日々でした。ここでは自然が豊かで、静かに過ごせるし、よく眠れます。テレビもないので(ワンセグの電波さえ切れ切れ)外界と距離をおけて、おまけに食べ物が美味しい。楽しみと言えば、駅前に小麦の香り豊かなバゲットやちょっと手の込んだ美味しいパンを扱っているパン屋さんがあり、駅前通りにフランスの味と香りを再現して下さる美味しいビストロがあること。もちろんすぐにお邪魔してきました。そして農産物直売所でも地元でとれた質の良いお野菜や果物、花がお安く、冬場はそのお野菜で毎日鍋をつつくのが恒例となっています。

この2か月の間にもいろいろあったのですが、大阪に来る直前の室内楽の試験期間が最も大変だったかも。こんな年は最初で最後かと思いますが、全て編成の違うグループ7つ、受け持たせて頂いていました。9カ月の間、各グループが3曲4曲次々と持って来るのですが、どの編成にもピアノが入っているとはいえ、いくら何でも全部弾いた事がある訳ではないので、こちらも弾いてみたり聴いてみたり・・・。半端でない勉強量で正直いっぱいいっぱいでしたが、聴いたこともない曲に一歩ずつ近づいていく過程というものは、興味深く楽しいものです(心と時間に余裕さえあれば)。お陰様で世界がまた広がりました。

それよりも3月のデュオのリサイタルのお知らせを。今回は3月10日金曜夜と11日土曜の午後、いつも通りの三軒茶屋のサロン・テッセラさんです。今月中頃、チラシを作らなければならないので慌てて曲決めをしたところ。モーツァルトのKv.521のハ長調ソナタ、牧神の午後への前奏曲(10日)、ラヴェルのスペイン狂詩曲(11日)、平吉毅州先生のカーニバルがやってきた、フォーレのレクイエム、スメタナのモルダウというプログラム。

何年か越しでプログラム最後にぜひと思い続けていたモルダウ、やっと今回おきかせできそうです。フォーレのレクイエムは昨年金土両日とも演奏してはいますが、やはり今回も3月11日が入っているので、気持ちを込めて再度演奏させて頂きたいと思いました。平吉毅州先生と言えば、皆さんがご存知のところでは「気球に乗ってどこまでも」。あの元気でリズミカルな伴奏パート、子供たちがピアノを奪い合うようにして弾いていた光景が思い出されますが、あのイメージ同様生き生きとしていてユーモアに満ちた楽しい曲集です。毎年1曲は金曜と土曜で異なる曲を演奏していますが、前回に続き2年目となる牧神の午後への前奏曲の差し替え曲に選んだのは、同じくフランスもののラヴェルのスペイン狂詩曲。連弾で弾けるのかいな?と思う位音符で満載の楽譜ですが、それをどう表現していくか怖いもの見たさに近い気分になっています。モーツァルトの連弾作品は数曲弾かせて頂き、あとは傑作と呼ばれる大きなソナタしか残っていない状況でしたが、ついにそこに足を踏み入れる決心がつきました。果たしてどうなることやら・・・?という、今回も盛りだくさんのプログラムです。

詳細は後日、コンサートのページに載せますのでもう少しお待ち下さい。

今年は全くと言ってよい程更新もできないままで、何度もいらして下さった方々には本当に申し訳ないと、それでも忘れずにいて下さる事をありがたく思っております。いろいろ生活の状況も変わってきていますし、自分自身無理をおして睡眠を削ってまでやり通すより、まずは寝ようという方向になってきており、優先順位からするとホームページの管理がこぼれ落ちてしまうのですが、どうかお許し下さい。細々とにはなるかと思いますが、何とか少しずつでも更新できればと考えております。今年1年も本当にありがとうございました。

皆様におかれましてはこの1年はいかがでしたか。来年も幸せな1年となりますように、心よりお祈り申し上げます。

さて、あと数時間しか残されていないので、これからモルダウの分析と指使い決めに取り掛かろうかと思います。あ、その前にお昼を作ろう。腹が減っては練習もできぬ・・・。



2016年10月31日(月)               「CDリリース」

いつの間にか半年ほどご無沙汰してしまいました。本当にごめんなさい。

6月のソロのリサイタルが終わるまでは、自分の練習の時間を確保することに必死になっていましたが、いざ終わって我に返ればさらに毎日があわただしく、あっという間に時間が進んでいました。夜になったら疲れていつの間にか寝てしまっているせいでしょうか。暗くなったら寝て明るくなったら起きる、ってよく考えたら当たり前の事なのですが・・・。寝ている分、1日が短く感じます。

結局この間ホームページにはまったく手をつけられず、正直どうやっていたっけ?と手探りで思い出しています。メンテナンスとか他のページの更新とか、しなくてはならないことを全部やっていたら来年まで更新できなさそうなので、順次できるところから復帰していくつもり・・・です。

しかし文章がまともに書けなくなっている事にはびっくり。夏休みに曲目解説を書いていた時、なかなか文章が頭に浮かんでこなくて・・・。熊取滞在中、結局いつも頭の中でどう書こう?とぐるぐるしていたのですが、少しずつ少しずつ文章の書き方考え方を思い出してきた感じでした。書く事は考える事。ひとりごとを書くことが実は自分の為にも少しは役に立っていたのかと、改めて気付かされています。

さて、最近の大きな出来事といえばデュオのCDのリリース。昨年のお盆真只中に録音していたあれです。あちらこちらで「まだ?」と言われ続け、忘れられそうになった9月25日にやっと日の目をみることができました。1年前の事なのでだいぶ遠い昔になっているのですが、昨年8月のひとりごとに録音時の事がいろいろ書いてありますので、よろしかったらご覧になって下さい。

2日間かかった録音ももちろんの事、そこに至るまでの合わせも大変ですが、もっと大変なのがその後の作業。編集テイクを聞き直すとか、曲目解説書くとか、ブックレットの校正をするとか・・・2人で落ち着いて時間が取れる夏休みまで持ち越してしまったのでした。締切に追われて地方のホテルや熊取にはパソコンと資料を持参しましたが、心がわさわさしている時には結構聴き落とし見落としがあるもので、ヒヤッとしたことも度々。それでも必死に頑張った甲斐があり、スタッフの皆様のご協力もあって、やっとここまでこぎつけられた事を嬉しく思います。1年がかりの(?)力作、ぜひ聴いて下さい。

今週4日はカワイ表参道でジョイント・コンサートがあります。大学の大先輩で洗足でもお世話になった古曽志先生の作品がメインで、我々デュオはCD収録曲でもある古曽志先生の「こねこのポール」とシャブリエの「エスパーニャ(狂詩曲スペイン)」を演奏致します。先生の作品、物語や情景描写に満ちています。生き生きとしているところあればホッとするところあり、楽しいところあればしみじみするところあり・・・そんなところに先生でしか書き得ない音楽があると思っています。日が迫っていますが、ご都合つきましたらぜひ古曽志ワールドに浸りにいらして下さい。

今月も何回か夏日があったのでなかなか秋気分に切り替わりませんが、さすがに日が落ちるのは早く、また空も高くなりました。今日はハロウィン。ハロウィンの事を初めて知ったのは、子供の時に読んだアメリカ生活でのエッセイ。あの数十年後に日本でハロウィンが定着し、街中に仮装している人が溢れるなんて想像もできませんでした。

だいぶ頑張って書いてみました。やはり作文リハビリが必要なようです・・・。



2016年5月15日(日)                「音楽の聖地ライプツィヒをめぐって」


大変ご無沙汰しております。何度も何度もいらしてはまだか・・・と思われた方には本当にごめんなさい。お元気でいらっしゃいますか。

あっという間に季節はまるで初夏、ですね。あまりにも月日が経つのが早すぎて、訳が分かりません・・・。例年上半期は異様な速さで過ぎるのですが、今年は特に速い。これは必死さがなせる業だと思っています。

更新するにもひとりごと以外のページが・・・と思っていましたら、途中までやってありました。3月末の日付なので、例年の弦の講習会に突入する直前までやっていて、講習会終わった時にはすっかり忘れていたようです。その時期、何か大変な事が降ってきていたような気もしますが・・・。ともかく、その途中まで手を入れてあったページもろとも、忘れない内にひとりごとも簡単に更新してしまいます。

3月デュオについても全然書けなかったのですが、ソロのリサイタルまであと20日となりましたので、まずそのことを。

今回のリサイタルは初めてサブタイトルをつけてみました。「音楽の聖地 ライプツィヒをめぐって」。一番大好きな作曲家はJ.S.バッハだと事あるごとに言っているのですが、なんと実は今までバッハゆかりの地に行ったことが一度もなかったのです。正直ずっと気にはなっていました。そして生前大変お世話になりました指揮者・ヴァイオリニストのゲルハルト・ボッセ先生も、来日されるまでご活躍されていらした街で、当時のお話を伺ったことがあります。何とかして行きたい行きたいとずっと思っていましたら、昨年ついに念願かなったのです。連休を利用したのですが、やはり学校は休めないので超特急のスケジュール、ライプツィヒはベルリンから日帰り。今となってはせめてもう1日あったら・・・と思うのですが、それはまたいつかの楽しみにとっておきたいと思います。

バッハがカントルをつとめていたトーマス教会。教会の中にバッハのお墓もあり、中に入った時は厳かな気持ちと感激が入り混じったなんとも不思議な気分でした。リュックを背負って街を歩きましたが、時代が異なるとはいえ、徒歩圏にあんなにたくさん偉大な作曲家たちが住んでいらしたとは・・・。彼らの住まいにお邪魔し、時にはピアノも弾かせて下さり・・・人々が我が街を愛し、誇りをもっていらっしゃり、旅行者に大変親切にして下さいました。現在まで脈々と引き継がれている伝統ってこういうことなのかと感じましたし、かの地に立っていることに深い感慨を覚えました。

歩きながら漠然と、「今度のリサイタルのプログラム、ライプツィヒがテーマとか、できるかな?」と考えておりました。この選曲にするまで紆余曲折がありましたが、今やっとこの選曲でよかったと思えています。

今回初めて銀座の王子ホールで弾かせて頂きます。伴奏では何度も弾かせて頂いていますし、聴きにきてもいい響きだと感じておりましたが、ソロは全く初めてです。ドイツ物、どんな風に響くのでしょうか。

6月4日土曜日、15時というちょうどいい(?)時間です。銀座ど真ん中までお散歩がてらいらして下さい。よろしくお願い致します。

次、できることならリサイタル終わるまでに書きたいと思っています・・・。



2016年2月24日(水)             「遅くなりまして・・・」

新年のご挨拶もできないまま、2か月弱経ちました。今更ですが・・・今年もよろしくお願い致します。

新年3が日はさすがにお休みでしたが、実際はひたすら年賀状を書いて終わり、翌4日からはほぼ毎日、朝から晩まで学校に入り浸っているような生活でした。あまりに必死でよく覚えていないのですが、まずはレッスンと授業の最終週、それ以外に伴奏合わせやレッスンについていくこと、おさらい会等本番が次々入り、一体いつさらうんだか・・・という毎日を過ごしている内に2月に入り、試験が一つずつ済んで行き、試験期間翌日には秋田に居りました。

秋田は日本三大盆踊りの西馬音内盆踊りで有名な羽後町、今年も呼んで頂きました。今年の目玉はオペラ椿姫の極縮小版。ソプラノ江口順子さんとテノール竹内俊介くん、そこにスコアから起こした伴奏を連弾で弾き、解説や演技なども工夫を重ねて、限られた条件の中で最大の効果を!みたいな、楽しいものに仕上げられたかと思います。今年は雪がいつもよりめちゃめちゃ少なく、滞在中降らないどころか大雨には降られ、秋田の冬とは思えない不思議な気候でした。しかしいつ来ても羽後町の皆様がとてもあたたかく、心からのおもてなしをして下さり、試験期間の疲れもすっかり癒されて帰ってきました。

それから数日後に関西に飛び、今は南大阪の熊取にて合宿中です。もちろん3月のピアノデュオに備えての合宿なのですが、6月の私のソロリサイタルの事も曲決めに右往左往した為に事務的な事に追われており(今チラシのデザインが届きました!)、頭の中がごちゃごちゃしております。3月ピアノデュオの方も試験期間は二人して全く何もできなかったので、この数日であわただしくご案内を送り、チケット発送もし、フォーレに至ってはいろいろ考えながら弾いてみて、原田が編曲しつつ楽譜に起こし、これからは曲目解説も書かねば・・・という段階です。と言えども練習も全然間に合っていないので本当に必死のぱっちなのですが、焦っていると口で言いながら顔が焦って見えない原田と、焦っていると心で思いながらも行動がついてゆかなくなっている私とで、二人三脚でどうにかあと半月・・・と思いながら過ごしています。

あまり面白いように書けないなぁと、そして、もっと書きたいこともあるのにと思いながら、これしか書けなくてごめんなさい。カーソルが勝手にあっちこっちに飛ぶ現象がひどくて、何回書き直せば済むのか・・・。静電気によるものらしいとも聞いたのですが、何かいい方法をご存知の方教えて下さいっ。

熊取もいつもよりだいぶ暖かく過ごしやすいですが、花粉もひどくてマスクが手放せません。自然が豊かで食べ物もおいしく、産直農産物販売所で新鮮なお野菜を買って自炊しています(極力時間をとられない鍋が多い)。和歌山が近いので柑橘類は今が盛り、種類も豊富です。産直販売所で数えてみたらなんと16種類も並んでいました!さて、ポストの集配が1日1回なのですが、そろそろその時間なので、散歩がてら夕日を見ながら行ってこようと思います。

チケット情報は随時更新します。デュオの詳しい事など書けたらいいなと思っていますが・・・。チケット残りもだいぶ少なくなりました。いらして頂ける方、お早目のご連絡をお待ちしております。

インフルエンザにはお気をつけて・・・。



2015年12月31日(木)            「肘」

来年まで秒読みならぬ時間読みカウントダウンという時刻となりました。

昨日やっと仕事納め。今日はそれで気が抜けてしまい、新聞のテレビ欄を見て不意を突かれました。紅白歌合戦って今日なの?と。熊取にも年賀状を持って行きながら全く手を付けることもできず、いやはや全く「本当にもう今年が終わるのかなぁ」と半分疑いつつ、ひとりごとを更新しております。

今年は頂いた喪中欠礼のお葉書がことのほか多く、お亡くなりになった方々と寂しくお正月を迎えられるご家族の方々に思いを馳せておりました。いつも演奏を聴きにいらして下さって励まして下さった方、そしていつもお心にかけて下さりメッセージを送って下さった方がお亡くなりになり、私自身も心に穴があいたようでした。人の命には限りがあり、いつかお別れする時が来るのは致し方ないとわかっていても、とても寂しくなります。でもそうやって力になって下さる方々がそばにいて下さるからこそ、ここまで頑張れるのだということを実感しますし、出会わせて頂いたことを本当にありがたく思います。

学生の時分から、デビューの時から、こんな若造の未熟者にお心を寄せて下さり、お力を貸して下さった方々がいらして下さったお陰で、今の自分がここにいます。ふと気づけば、デビューしてから20年以上も経ちました。いつまでも若輩のつもりでいましたが、年齢的にはとてもそう言えないところまで来ているのです。私が皆様から助けて頂いたように、若い人たちに何かお手伝いできていることはあるのだろうか。そんなことを考えています。

体力が大分落ちたなぁと最近感じさせられる事が多く、今後への不安も増大中。実はこの半年ほど、重い物を持つ時に右肘が痛むようになっていて、様子をみていても一向に治る気配は無し。さすがにそろそろ病院行かなきゃと肚をくくっていたのでしたが・・・先ほど何かの拍子に右肘がバキッと大きく鳴りました。びっくりするほどの音で関節が外れたかと思いきや、急に右肘が軽く動くようになったのでした。何かがずっとひっかかったままだったのでしょうか、他の関節ではありがちな事ですが、この半年の痛みと不安は何だったんだろう?とにかく突然肘痛が治ったのが今日大晦日の唯一の嬉しい出来事でした。

自分の行動も思考も振り返ることができていない位バタバタとした1年でしたが、振り返るべき時間は皆睡眠にとってかわったということであり、それだけ充実していたということでもある、と思いたいです。あとは、日々の行動と矛盾しますが、これ以上パソコンなどに時間をとられたくないというのも本音です。もちろんその恩恵にあずかってもいますし、大変便利なものですが、本当に大事なものがこぼれ落ちているという危機感を持っています。ナマ音で勝負する楽器で音楽を奏でる身としては、自然から五感を使って感じ取りたいですし、人に直接伝えられる音と音楽を大切にしたい。・・・と偉そうに書いているのは日々の反省からです。

今年も気まぐれ更新なひとりごとにお付き合い頂きまして、本当にありがとうございました。お体にお気をつけて、皆様もよいお年をお迎え下さい・・・。



2015年12月29日(火)            「室内楽試験」


あっという間に今年もあと数日で終わり・・・。今日は南大阪・熊取から更新します。

授業期間がやっと終わり、受験冬期講習会でレッスンをし、そのまま新幹線に乗って芦屋で子供さんたちのコンサートのお手伝いをし、それからここ熊取にやって参りました。そんな訳で熊取滞在はわずか数日でしたが、ずっとここに早く来たい来たいと思い続けていたので、豊かな自然の中でゆったりと過ごせた時間は貴重なものでした。時計もなくテレビもなく、お日様の動きを感知して行動する日々。ま、この時代、ケータイかスマホがあれば、当然時間もわかるし、テレビも見られるし、どこからでもどうでも連絡は取れるのですが・・・文明の利器というものは恐ろしいものです。

今日の便で、わさわさとした都会へ。この後試験期間となるので、2月半ばまで怒涛の日々が続きます。何はともあれ体調管理を万全にしなくては。

12月は何をしていたかなと思って手帳を見てみました。室内楽の試験は12月にあるのですが、今年度は[ヴァイオリン・チェロ・ピアノ]、[フルート・ヴァイオリン・ピアノ]と異なるピアノ・トリオが2つ、2台ピアノ、そして2台8手ピアノと編成の違う4グループを受け持っていました。それらの曲の(私自身の)勉強が意外と大変で、ソロのレッスンとは全く着目点も違います。試験も聴かせて頂きましたが、本当に面白かったです。不思議なもので、音を出すよりも先にグループ内の人間関係がよく見えるのです。そして各々の考えている音楽観が、テクニックどうのこうのよりも実によく伝わってきます。音楽で大切なことは何か、ピアノの人に必要なことは何か、いろいろ考えさせられる経験となりました。

あとは・・・3月のピアノ・デュオの曲目を決めてチラシを作った事。これもかなり難航しまして、やっとおさまるところにおさまったというべきか、第一段階をクリアしたところです。曲目は大体決めておいたのですが、それが180度変わってしまい、結果ほとんどが新しい曲に・・・。間に合うかどうか不安ですが、本当にいい曲ぞろいですので、時間さえ確保できれば本当に楽しみです。

相変わらず、帰宅すればぱたんと寝てしまう生活が続いています。今まで寝る時間を大切にしてこなかったツケが回ってきている自覚はあるだけに、体が休みたがっている時はそれを優先しようと思っています。今までのつもりでいると時間が足りずに何もできないというストレスはあるのですが、体には代えられないのはよくわかっているので、地道にできることを一つずつやってゆきます。ひとりごとも、このような理由でなかなか書けなくて申し訳ないのですが、よろしくお付き合い下さい。

あと数時間、ひと練習(ひと合わせ?)します・・・。



2015年11月30日(月)            「山々」


またもやご無沙汰してしまいました。

こんなに寒さらしい寒さが来ない内に秋も終わって冬が来るなんて・・・。記憶の中でも、こんなに暖かい秋はあったかな?と思う今日この頃。そんな中、秋は毎日着々と日にちを進めておりました。10月はパソコンがうまく扱えないゆえになかなかやる気になれなかったのですが、今月は昨年の今頃と全く同じく眠い眠い病にかかっておりました。帰ればばたんきゅー。いつ寝たかわからない内に目覚めるという健康的な(?)生活。やっと少しずつ眠い眠い病から立ち直りつつあります。

日常生活、こんなにパソコンに依存していたかな?と自覚させられた数か月でした。写真やら録音やら、管理はパソコン。パソコン内の資料が取り出せなかったことにも困りました。そして学校の事務的な事柄はパソコン無しではもう成り立たない。と言いつつ、意外に無くても何とかなるとも思えたのが収穫です。スマホ、そしてタブレットである程度カバーできる。しかしホームページの更新は無理だった・・・。

文章を書かなくなるとこれほどまで退化するのか、というのも実感しています。大したことは書けないけれど、それでも考えて言葉を選んでつなぐ作業を怠ると、確かにしゃべる言葉も思考の内容もレベルがどんどん落ちてゆく。そう思っていた時、本を読み始めたらその世界に吸い込まれ、何冊も読み続けました。最近は時間が気になって読めなくなっていたけれど、それを取っ払えたのはパソコンから離れられたせいかも。

今月は逗子で子供さんたちの前で弾かせて頂き、山じまい直前の立山でも演奏の機会を頂きました。情報を載せようと思っていたのに間に合わず・・・。

立山で深夜、星を見に外に出ました。今年はやはり暖かく雪が全然降らないそうで、ホテルの周りは残雪もありません。あいにく月がかなり明るく、星は少し(とはいえ都会よりは沢山)しか見えませんでしたが、目の前にそびえたつ山々が見えました。暗闇のはずなのに、月明かりに雪が反射して白く、山肌は黒く、なんと雄大で神々しい風景かと。目に焼き付いて離れません。忘れ難い風景となりました。

都会に戻ってきても、あの光景を思い出してはぼぉっとしていました。幸せな時間を過ごさせて頂けました。感謝です・・・。




2015年11月2日(月)             「ご無沙汰しております」

大変ご無沙汰しております。本当にごめんなさい。パソコンが壊れたのが発端で、いまだ試行錯誤の繰り返しをしているというのに、もう11月に入ってしまいました・・・。

9月に入ってすぐ、パソコンが起動できなくなりました。時々固まったりするようになっており、そろそろ変えないといけないかなと思っていた矢先のこと。バックアップもほぼしていない状況で、さまざまなデータを失ってしまったらどうしよう、と途方にくれました。使い始めて7年、修理対応期間がまさに終わるところで、だったら新しい機種を買うこととにして、すぐにデータ救済に出しました。何の連絡もないまま半月待ち、戻ってきたパソコンを見ればデータは大丈夫だった模様。しかし、そこからが大変でした(現在も継続中)。

パソコンが戻ってきたのと新規購入したのは9月半ば。ちょうどその時、今まで弾いてきた幾多もの伴奏の中で5本指に入ろうかという、すさまじい曲の本番が迫っており、その間ドイツにも行き、パソコンをあけるどころではなく時間が過ぎてゆきました・・・。

と、ここまで打つのにいったいどれくらいかかっているんだか。何だかわからないのですが、信じられないほど動作が重いのです。メールの文字変換は大丈夫なので、このソフトだけ何か問題がありそう。でもこれ以上遅れるのはいやなので、とりあえず初更新してみます。

全てがうまく回るまでしばらくお時間を頂きたいのですが、ご容赦を・・・。




2015年8月30日(日)             「二代目駅長さん」

今日は南大阪・熊取から更新します。

このところひと月2回更新だったので、3回も更新できたのは約1年ぶり。

東京を出てきた時はもう秋のように寒くて、猛暑日が1週間も続いていたのが嘘のよう。今年の夏はきつくて暑さを恨まんばかりでしたが、こんなに急に寒くなるとやはり寂しいものです。大阪に来たらまだ暑さは健在でホッとしましたが、例年の今頃と比べるとちょっと暑さが足りない。クマゼミのジャンジャンと言う鳴き声もテンションが低く、むしろ秋の虫の鳴き声の方が優勢です。そこかしこに秋の気配を感じると、もう夏休みも終わりかと、学校も始まるかと思い、ちょっと・・・。

休みになればなったでしなくてはならないことは多々有りますが、何だかんだ言っても体を休める時間があるのは助かります。それにしても無理がきかなくなりました。「年を重ねる」意味、最近良く考えます。演奏してゆくにあたって、スポーツ選手のように30、40代で引退するのはあまりきかないですし、仮に体の動く絶頂期を過ぎたとしても、内面的なものが重視される世界なので〜と今までは思っていたのですが・・・。確かに内面的なものが充実するのに年月は必要ですが、それと引き換えに失われるものも確かにあるなぁと。テクニカル的にバリバリする曲、元からあまり自分の範疇にないのですが、そういう曲を弾くにはもう制約があるでしょうね・・・。

ここの練習室の窓から見える棚田、今年は目の前の1枚分だけサトイモ畑。何年かに一度そうするのだとか。大きな大きなサトイモの葉っぱが畑一面埋めつくしているのも、風が吹く度いっせいになびく稲穂に引けを取らぬほどインパクト十分ですが、その葉っぱのどれも縁が黄色く枯れかけて、秋が近いのを感じさせます。お散歩でご近所を回れば、イチジクの実が成っている樹のとなりで柿が早々と色づき(早いって)、ナツミカンやレモンが緑色の実をつけ、フルーツいっぱい収穫の秋!畑仕事をされている方もあちこちにみかけます。赤い実がついているあれはなんだろう?と原田さんと話しながら歩いていたら、鍬をふるっていたおじさんに声をかけられました。なんでも青いタマゴを生む珍しいニワトリが居るとの事で、生みたてのうすい綺麗なブルーのタマゴも拝見。野焼きの煙のにおい、昔田舎に行った時の事をふと思い出す、そんなにおいです。

自然の移り変わりを感じ、自分の鈍っていた感性がまた少しずつとんがってくるのを感じ、そうすると都会で生活している事が何だか普通でないということも改めて気付くのです。ここにいる時は時計も見ないしテレビもないし、都会にいた時に頭を悩ませていた事もしばし忘れ、そうするとあるがままの事、自然界の事をありのままに受け入れるという、本来当たり前であるべき生活をしてるような、そんな気にさせられます。もしこういうところで日々生活していたら音楽も人生も変わるのかな。そんなところから、年を重ねる意味も考えるのかもしれません・・・。

そうそう、二代目駅長さんに会ってきました。今年6月30日付で書いた駅長さん、喪が明けて二代目駅長さんが就任されました。もともと初代駅長さんの部下だったニタマが二代目駅長さん(通称はニタマのまま)で、何度かもう会っていますが、すっかり貫禄がついていて頼もしい。初代駅長さんのたまは大明神となって、駅ホームの神社から見守っていてくれているので、きっとニタマも心強いでしょう。貴志川線がいつまでも存続しますように、こちらに来た時は必ず乗りに行こうと思います。皆様もぜひたま大明神とニタマに会いに行ってみて下さい。お勧めです。

久しぶりの夜更かし、そろそろ寝ます・・・。



2015年8月21日(金)             「デュオのレコーディング」

お盆真っただ中に行われたデュオのレコーディングも、何とか無事に終わりました。終わってみて初めて疲れているのが分かったほど、結構必死な2日間でした。翌日出たのはなんと肩こり。普段肩こりは無いので、それにはびっくり。背中や腕、手の筋肉痛が出るかと思ったら、そっちは全く平気・・・かと思ったら翌々日腰痛など出てきました。

それにしてもお盆真っただ中なんて、私たちはともかくとして、スタッフの皆様には申し訳ないという気持ちです。貴重な時間を使わせて頂き、本当に感謝しています。そもそもなぜこの時期かというと、やはり学校があるので落ち着いた時期でないと録れない。そう考えると8月しかないなぁと思ったのですが、お話を頂いたのが確か4月頭。それから場所を探したら、都合のつくところではお盆真っ只中しかホールがなかったという訳で。でもディレクターさんもエンジニアさんも、調律師さんも譜めくりストさんも、皆さんスケジュールを合わせて下さった事で、最強のメンバーで録音が決まりました。

とは言え、その段階で他の夏休みの予定は殆ど決まっていたので、どうやって合わせの時間を取るか、それが大変でした。結局は直前1週間ぎゅうぎゅうに合わせをしていましたし、その前も何かにつけて合わせの時間を頂けて、何とか間に合った状況です。録音は、コンサートのようにたった1回、その場のインスピレーションで、「まるで今生まれたかのごとく」な音楽にするのとは全く意味が違います。各曲につき幾つかのテイク、毎回違うテンポや表現で弾いてしまったら大変な事になってしまうのです。にも拘わらず、その曲をどう表現するか、いくつもの引き出し(方法)を持っている状態で録音に臨まないと、すごくつまらない演奏になってしまう。不思議なもので。しかし!更に不思議な事に、今までしょっちゅうプログラムで取り上げてきたマ・メール・ロワやエスパーニャの方が、録音に時間がかかったのです。たくさん弾いてきたが故にこだわりが深かったからなのか、それとも曲がそれだけ難しいのか・・・?

今回、前もってこのホールで半日弾かせて頂いていたので、いろいろ予測も立ち(暑さの予測も)、心づもりも出来て、その分スムーズに録音モードに入れました。ちゃんとどの曲から録るか順番も考えていったし。耳と手が慣れるように表現のダイナミックな曲から入って、静かなコントロールを必要とするものは後にするとか、集中力を必要とするものや体力的に大変なものは疲れない内に先に弾くとか、プリモとセコンドの交代を最小限ですませるようにするとか。それでも両日ほぼ1日中弾き続けた感じでした。1曲(集)ごとにちょこっと休憩し、そこで空調を入れるのですが、わずかな時間なので大して変わらなくて暑いまま。それでも集中すると暑さは一瞬で忘れました。ブドウ糖と黒糖、自然塩、野菜ジュース、そしてクーラーバッグを持って行ったのは大正解!

プロの方が最高なシチュエーションで録って下さった演奏をその場で聴くことは普段ないのですが、恐ろしいくらいありのままにクリアに録れていて、だからこそ全くごまかしがききません。詰めの甘いところはよくわかるし、ライヴとは違ってノーミスである事、縦が揃う事、など気になります。それに、どうしたら立体的に奥行きのある表現が出来るか・・・?長い時間弾いていると耳も指も慣れ、いろいろ出来る事があるのに気付き、音色、間合い、バランス、そういう事を少しずつ変える工夫もしました。考える事がありすぎて演奏以外は気が回らなくなり、でもそんな状態でいられるようにサポートして下さったスタッフの皆さんには心より感謝しています。

1日目はきちんと弾ける事を目標に丁寧に積み重ね、2日目はコンサートのごとく新鮮な気持ちで一発勝負で弾く。それでも2日目は何度も弾きました。録音ってかなりのところまで自分を追い込むので、普段見えていない自分を見る羽目になる、そんな状況でしょうか。終わると忘れてしまうのですが、2人で良かったなぁと。ソロの録音の時は自問自答するしかないところ、あぁしようかこうしようか、どう思う?と話せる相手がいるのは本当にありがたいと感じました。

というところで、録音翌日途中まで書いていた事をどうにかまとめ切れました。ホッ。今月はあと1回位更新できたらいいけど・・・?




2015年8月14日(金)             「月桃」

お盆休みに入り、世の中少し静かになりました。電車も大分空いて来たし。一時期のすさまじき暑さが少しだけマシになり、1日2日東京に戻ってまた出掛けるというスケジュールも一段落、無理して体を動かしていた状況から大分落ち着きました。夏好きだったというのに、こんなにしんどい夏は初めてです。夏バテしていたというのでしょうか、本当にやる気が起きないというか、だるかったというか・・・いっときは、この先待ち受けているのは熱中症?という位、今までにない不調を感じていました。が、もう大丈夫(なはず)。

昨日から部屋の中に蚊が入り込み、時々あの嫌な羽音がします。1匹捕まえてホッとしていたらもう1匹いるらしく、でもどうしても捕まえられない。という訳で足元に月桃のアロマオイルをティッシュに垂らして置き、そんな中で書いています。柑橘系のベルガモットや柚子の香りでも、蚊よけには思いのほか効き目がありますが、月桃の甘くて、しかしすぅっとする香り、いい感じです。

石川での子供さん達のための夏休みコンサート、とても楽しく心地よいひとときでした。アットホームな空間で行われたのですが、お母様方も子供さん達も協力して役割分担され、「みんなでつくったコンサート」そのものでした。会場設営はお母様方、案内板は子供さん達の描いた絵、司会も朗読も子供さん達担当、終わったあとの懇親会では大きな大きなスイカや凍らせてあったお茶などふるまわれ、お母様方からいろいろなお話を伺い・・・コンサートの原点を改めて思い出したような気がします。いろいろお手伝い下さった子供さん達とお母様方、いらして下さった皆様、本当にありがとうございました。

このコンサートの前日、ご近所にあるひまわり迷路に連れて行って頂きました。何となく想像はして行ったのですが、想像をはるかにしのぐ広い広〜いひまわり畑で、果たしてゴールに戻ってくる事ができるのだろうかと心配になった程。ひまわりの花も良く育って人の顔くらい大きく、背丈をはるかに超える高さ、迷路を歩いているとひまわりによくぶたれる(!?)のです。何とも言えない草の香り、乾いた土の香り、じりじりと照りつける日差し、青くて広い空、ひまわりのあっち側から聴こえてくる子供たちの声・・・久しぶりに夏を堪能しました。

さて、その後学校の夏季受験講習会のレッスンのために2日間戻り、今度は長野へ。まず、安曇野のあづみ野コンサートホールさんにお世話になりました。ベーゼンドルファーのピアノ、木で造られているホール、ともにあたたかくまろやかな響きを生みだし、素晴らしいホールです。100席ほどの心地よい空間、連弾はもちろん、室内楽に最適だと思います。周りの風景が素晴らしく、何のために来たかを忘れそうな位。こちらで半日ほど練習させて頂きました。本当にありがとうございました。

そして、この秋と来年夏の予定について打ち合わせをがっつりと、日本初のビオホテルとなった池田町のカミツレの宿・八寿恵荘にて。豊かな自然に囲まれ、静かで、とても気持ちよく過ごす事ができるところです。やはりこちらも木がふんだんに使われた造り、館内は裸足で歩けて目にも優しいのです。食べ物は土地のもの、素材の味が生かされた胃にもやさしいお料理。カミツレ(カモミール)製品の工場が併設されており、周りはカミツレの畑だそうですが、時期的に収穫後でみられなかったのが残念。お風呂はカミツレエキスたっぷりのお湯、お肌がすべすべ。何よりもスタッフの皆さんの笑顔が優しいのが嬉しいです。打ち合わせでほぼずっとお宿にこもりきり状態でしたが、木に囲まれた空間で、時折チェロの音が聴こえて来て、館内滞在もぜいたくな時間となりました。

長野から戻ってきて、今度は明日明後日のレコーディング。原田さんとのデュオ、初CDはフランスもの(パリに留学されていた古曽志先生作品も)を集めたプログラムです。という訳で合わせをしたり、古曽志先生に聴いて頂いたり・・・。先生の組曲「こねこのポール」は真っ黒なこねこのポールが主人公。2曲目には「初めてお庭に出たポールには、見るものみんながめずらしい」と書いてあるのですが、まさにその曲を弾こうとしたその瞬間、古曽志先生宅のお庭を黒ネコちゃんが横切ったのです。そのタイミングの絶妙さもおかしかったし、先生のお宅のお刺身大好きなチャーリーくんはレッスン室の隣でしっかり聴いていてくれたとか・・・。

先日長野へ行く途中で録音予定のホールに寄り、1日練習させて頂いたのですが、前もって弾かせて頂けた事でいろいろ思い出しました。そうだ、演奏会と録音は違うんだっけ・・・。2時間弱の本番だけに全てを注ぎ込めたらよい演奏会と、完璧なものを記録に残す為に2日間集中力を持続させなければならない録音とでは、気持ちの持って行き方も体力の配分も全く異なります。またもう一つの不安材料は暑さ。先日の練習の折も舞台上はなかなかの暑さでした。しかし録音時は、音がはいらないようにと空調を切るのです。果たして耐えられるのか?涼しい格好をし、冷たい飲み物を常備、体をクールダウンさせるスプレーとか、そういうものもいるかな?といろいろ考えております。あぁ暑さがコワイ。

でも久しぶりに書く気が起きたのは嬉しい。単純に、何かに追い込まれている時は他の事がやりたくなるという、いつもの症状かもしれず。でも最近はいつしか寝てしまって朝になっているという事が多かったので、この心の余裕が夏休みかと。学校の事はすっかり忘れています・・・。




2015年7月31日(金)             「夏休み」

掛川から帰ってきたばかりですが、また明日から出掛けます。今度は子供さん達のための夏休みコンサート。

それにしてもとにかく毎日暑い。どんなに暑くても夏大好きだったはずなのに、昨年あたりからきつくなってきました。夏が以前にもまして暑くなったのか、それとも自分の体が以前にもまして弱くなったのか?今月半ばから早々と夏バテしていたので、混雑電車から早く逃れたくてお休みが待ち遠しかったのですが、それにしてもやっぱり暑いです・・・。

子供の頃の夏の思い出と言えば、山や高原で過ごした事。小学校高学年以降は、コンクールなど何か目標に向かって頑張る期間。計画的に物事を進められる性格ではないのですが、貴重な期間として1日1日が大切だったような気がします。ゆっくり考えたり、ゆっくり休んだり、ゆっくり日頃出来ない事をしたり・・・今もそう過ごしたいなと思いつつ、なかなかできなくなってきています。今の自分に必要なのは瞬時に考えて判断を下すことであったり、効率よく物事をてきぱきと進めることであったり・・・でもそんな状況では自分の目指している音楽はできない。皆平等に1日24時間しかないのなら、何かを削るしかないのですが。

唯一、寝る時間は倍増。無理を押して起きている事ができなくなり、生活がほぼ朝型となりました。日に焼けたくないので、朝まだ早い時間から花達に水まきするのですが、なんと!朝が涼しくないのです。「涼しい朝の内に」はもう死語なのでしょうか。

今一番したい事は読書、そして手紙を書く事、かな。子供時代学生時代、存分にできていた事でした。

夏休みはピアノ・デュオの録音やいつもの熊取合宿などもあり、今後も盛りだくさんの予定です。9月には伊賀さん青木くんとの室内楽も控え、譜読みを早く〜と気が急くばかり。もっと前から手をつけたかったのにできないままの事も多く、もしかしたらご心配をおかけしているかなとも思いますが、寝る時間が増えただけで夏バテしつつも元気にやっています。

もう8月となりますが、皆様もどうぞ熱中症にお気をつけて・・・。



2015年7月30日(木)             「信頼」

またもや1ヶ月が経ってしまいました。13日、途中まで書いたのですが、やはり最後までまとめ切れなかった・・・。

大学での前期のお仕事がやっと終わりました!夏休み前に15回のレッスンなので本当にキチキチいっぱい。レッスンが終わったのは一昨日で、思わず「終わった〜」というセリフが口をついて出てきたほど。昨日は声楽科の学生さんのドイツ歌曲の授業で前期の試験、皆緊張した面持ちで各自選んだ1曲を歌い、その伴奏をしておりました。そしてその足で、子供さん達の合宿に中途参加のため掛川に向かい、あれよあれよという内に今朝は最後の締めのコンサート。その後はのんびりと帰ってきました。

毎年この合宿でお会いする子供さん達がどんどん大きくなり、たくましくなり、そして上達しているのを間近で感じられるのは嬉しいこと。そして矛盾するようですが、子供らしさとしっかりしたところ、皆両方持ち合わせています。年下の小さな子を年上の子がちゃんと面倒をみるし、お母様方も自分の子供であってもなくても同じように気を配っておられます。まるで大きな家族のようで、そんな風にできるのは本当にすごい事だなと思うのです。

さて、大学では学期末とあって伴奏の本番もいろいろあったのですが、「初めまして」の新入生が数名。初回の合わせは学生さんも緊張しているようですが、こちらももちろん緊張するのです。どんな性格?何を考えていて、どんな演奏をするのだろう?話し方、何気ないしぐさ、演奏、などなど全てに神経を廻らせ、本番に備えます。本番を一緒に踏んでいないがゆえにどうなるかわからず、予測をたてて臨むのですが、とにかく1回目が終わるまではドキドキ。仮に練習時と違う何かが起こっても、その中で出来る限りのいい演奏にしたいのです。まぁ何かが起きたとしても、第1回目の本番が終わってやっとその人との距離が縮まったような気がするもので、別の言い方をすれば「信頼が生まれる」という事でしょうか。

ピアノは、ひとりで好きな時に好きなように弾ける。でもこれは音楽する事に於いては特別な事。音楽は普通誰かと一緒に演奏するもので、そして想いも共有するのです。だから相手と信頼を築き上げるのが私にとっては一番大切。

演奏には呼吸も大切、とよく言われますが・・・合わせものなら、息をするのは相手と同じタイミングに音を出す為の合図。しかしピアノ人には息をしないで弾いている人が意外に多いのです。あ、もちろん生物として呼吸はしていますが、音楽が自然に流れるような呼吸ではない、という意味。ピアノ・ソロであっても、呼吸は自分のためだけではなく、聴いて下さる人とも一緒にするつもりで。聴き手が息を止めて体を微動だにせず聴いているのと、リラックスして音楽の流れに沿って体が何となく動いてしまうのと、どちらがよいでしょう?

何のために音楽をしているのか、何故音楽が必要なのか、そんな事を考えるとおのずと答えは生まれてくる、と。

冒頭の話に戻しますが、大きな家族のようになってしまえるのは、きっと先生がそれを大事にしていらっしゃるから。それにはまだまだ自分は修業が足りないし、まだまだ器が小さい・・・。



2015年6月30日(火)             「駅長さんありがとう」

長野から戻るや否や、恐ろしき日常が戻ってきています。今週がヤマです・・・。

お陰様で白馬美術館でのコンサートも無事終わりました。ペンションぷれじ〜るさんで練習させて頂いた金曜日はお天気が荒れに荒れ、土曜のコンサートが心配でしたが、当日はなんと晴れました!白馬は新緑が本当に美しい季節。目が、心が癒されました。会場となった白馬美術館はシャガールの版画に特化してあるそうで、奥に小さなホールがあります。舞台の後ろが全面ガラス張り、まるで森に囲まれた中で演奏しているような素敵なところですが、お客様側から見るとちょうど夕暮れ時、刻一刻と日が傾いて行くのも同時に楽しめたとの事。弾いている本人は演奏中は楽譜と鍵盤を見、しゃべりながらお客様の方を向き、そんな事には全く気付けなかったのですが、本当に心地よく演奏させて頂けました。お世話になった皆様、お客様、本当にありがとうございました。

話変わりますが・・・和歌山電鉄貴志川線貴志駅の駅長さんをつとめていたたまが、今月22日に天に召されました。16歳、人間に当てはめると80歳の大往生です。熊取合宿の折には、たまとニタマの出勤日、そして時刻表も調べ、会いに行くのが楽しみでした。ネコだけあって寝ている事も多かったのですが、ふたりともとても可愛く、存在感抜群。たまは高齢だから会える時に会いに行こうと思っていましたが、その反面この先もずっとたまがいてくれるような気がしていました。今年の2月の合宿は合わせが間に合わなくて、会いに行く事が出来ないままになり・・・もうたまに会う事は敵わないのかと思うととても寂しいです。たまの堂々としたお仕事ぶりは、まるで駅長さんをつとめるために生まれてきたのかと思うほど。たま、今までありがとう。しばしゆっくり休んでね・・・。




2015年6月26日(金)             「いい状態で」

すっかりご無沙汰しております。今日は長野から更新します。

随分と昔の事のような気がしてしまうのですが、お陰様でリサイタルも無事に終える事ができました。いらして下さった皆様、助けて下さった皆様、本当にありがとうございました。メールやお便りも頂いているのですが、なかなかお返事できなくてごめんなさい。少しずつお返事致します。

久しぶりにホームページ作成ソフトを開いたら、リサイタルの数日前にどうにか更新しようと途中まで書きかけた文章がそのままに・・・。やはり練習の方が優先なので、最後までまとめられないままとなってしまいました。今回は自分にとっても大きな意味があったと思いますし、それらについて書きたい事はあるのですが、できるなら近い内に書きたいと思います。何度も覗きにいらして下さった方には本当にごめんなさい。

終わってから1ヶ月が経ちますが、本当にあっと言う間。いつもの事ながら、終わった途端素面に戻りました。何かにとり憑かれるか別の世界に連れていかれるか・・・多分そうならないとひとりで舞台には立てないのでしょう。リサイタル数日後に伴奏の本番がありました。その一種独特な空気の中に居合わせて、数日前本当に一晩のリサイタルを弾き切った事が信じられないような、そんな不思議な感覚を味わいました。翌日だけオフにしていろいろな事を片付け、その次の日から無我夢中で過ごして今日に至ります。さまざまなツケがたまっており、また学校が期末に近づき、帰宅したら何もできずにいつの間にかバタンキュー、慌てて翌明け方に起きて準備して出てゆくという日が何日も続き、何やっているんだろ?と自問自答する日々でした。ま、それはさておき・・・

更新しようと思って結局今更になりましたが、明日白馬美術館でピアノ・デュオで演奏させて頂きます。昨日授業を終えてから長野入りし、いつもお世話になっている峰の原高原のペンションぷれじ〜るさんへ。下界での出来事を一切忘れて、1日しっかり練習させて頂きました。着いた晩は星がたくさん見えたのですが、今日は樹がしなるほどの強風と大雨。楽しみにしていたお散歩もできず、結局練習で1日が終わり、オーナーさんの作られる美味しいディナーでやっと我に返りました。自然にあるところに行きたいとここしばらくずっと思っていただけに、まず体も心も休める事が先で、本番に向けた精神状態になるのはまさに明日、当日の事になりそうです・・・。

心も体もいい状態にないと、本番に立ち向かうのは難しい。感性が枯れてくるし、集中ができなくもなる。精神が、前に出ようとするより陰に引っ込もうとし始める。体のどこかが故障したら望む練習ができなくなり、その結果時間をかけて作るべきものが作れなくなる。だから無理をしてでも、休むべきと思ったら休まなくてはならない。昨年の秋から寝ないと体が持たなくなり、無理してもそうしようと思いますし、自然の多いところに行きたいとよく思うのでしょうか。

話変わりますが、最近、自分のレッスンの仕方についてこれでいいのかと考えさせられています。その中から一つだけ。実は、レッスンではあまり弾かないようにしていました。昨今ではいとも簡単に音源が手に入るようになっていますが、そんな時代だからこそ、弾いてみせると耳コピーで真似するのが先になり、ひいては自分で考えなくなってしまうのではないかと危惧したからでした。自分自身、ピアノのレッスンのみならずいろいろな方から、いろいろなものからヒントを頂き、考えて試して得られたものがたくさんあります。自分で考えたものだからこそ身につくのですが、自分の場合が全ての人に当てはまる訳ではないとも思い始めています。

逆から言うと、専攻のレッスンを受け持っている訳ではない学生さんたちに室内楽のレッスンや伴奏、受け持ちの授業などで出会いますが、そういう学生さんに自分だからこそ伝えられる事があるとも思います。大切にすべきものは何なのか、伝えてゆくべきものは何なのか・・・?専攻のレッスンでもそうなのですが、伝えるのはピアノの演奏技術だけはなく、クラシック音楽を絶やさないための伝統だけでもなく、最終的には人としてどう生きるかみたいな事がおのずと「伝わってしまう」のではないかと・・・?自分の本番が目の前に迫っていても、こういう事をいつしか考えているのが不思議です。そんな自分は一体何なんだろう?と考えてしまいます・・・。

そんなこんなで時間的余裕が無いので、今文章に手を入れる事が全くできませんが、せっかく書いたのでそのままアップします。外はまだびゅうびゅう強い風が吹き続けています。自然は厳しいものですね。明日は晴れるのかな。まずは明日の本番、連弾の名曲集で心地よいひとときを皆様に過ごして頂けますよう、頑張ってきます。

まわりには体調を崩している方が多いですが、皆様もお身体にお気をつけてお過ごし下さい・・・。



2015年5月31日(日)             「楽譜ありき」

結局昨夜は、大きな余震または別の地震が近々くるのではないかと考えていたら疲れてしまい、その後練習できずzzz・・・。

しかし毎日5月と思えないほど暑い。そしてよく晴れています。家に閉じこもってさらっているのがもったいないようなお天気、まるで梅雨明け直後の沖縄の空のようだなと思いながら、カラカラに乾ききった植木や花たちに水やりをしています。思い起こしてみると、5月という1ヶ月がとてつもなく長かったような気もするのですが、いやいや、曲目解説が書けなくて苦しめられていたゴールデンウィークはついこの間の事。ん?と思ったら、4月もお天気良く5月のようなさわやかな日が多かったのですね(記憶に自信が持てませんが)。そのせいで、なんだか日にちの感覚が狂っています。

それにしても今までやってきたやり方を変えねばならない、というのは非常に迷うものです。毎年この時期に続けてきたソロのリサイタルも今回で22回目。それだけ続けてきたからこそ、どんな風に準備を進め、どんな風に練習していけばよいか、「いつ頃には何」というのがほぼ決まっていたのですが、それも自分の状態、世の中の状況とと共にどんどん変わってきています。何か考えなくちゃと思いつつ、結局追われながら前に進むしかない、というお決まりのコースをたどっています。

それでも、さらっていれば曲の中に新たな発見は山ほどあるもの。ベルガマスク組曲ってこんなに素敵な曲だったんだ〜というのが、一番の発見でしょうか。月の光はもちろんですが、プレリュードもメヌエットもパスピエも、旋律とハーモニーの移ろいの美しさ、伸びやかさ、そして繊細さが魅力です。映像2集はこれこそがドビュッシーの真髄とも言えるような、見えたもの聴こえたもの感じたものを音に移し替えた音楽なのですが、よくぞこういう音を思いつくなぁと驚かされます。同じ人が書いた作品とは思えない位、全く違うものです。

矢代作品には、全てが凝縮されている深く濃密な精神世界が広がっているように思えます。それこそが、自分が訳分からず弾いていた学生時代から納得させられていた理由だと、今気付きました。

悲愴は、子供の頃弾いていた時とイメージがかなり変わりました。それはフォルテピアノを弾くようになった事と関係すると思うのですが。意外にも、思っていたよりも響きは厚くはないのです。逆に言えば、音の数は多くないのに「悲愴」というあの雰囲気を作り出せているベートーヴェンってすごい、と。という訳で、どういう解釈で行こうかと今思案中です。

カール・フィリップの幻想曲も、正にフォルテピアノの時代の曲。数少ない音源も皆フォルテピアノなのですが、モダンピアノだったら何をよりどころに弾こうかな、と思うのです。

当たり前の事ながら、最近強く思う事。やはり「楽譜ありき」。何だかんだと迷っても、結局楽譜に答えはあるなぁと思わされます。ピアノ始めて今に至るまでの長い期間、いろいろ迷う事があったのは、楽譜をどう読むかを知らなかったからですね・・・。

書き始めたら止まらなくなりそうですが、時間があるなら今はさらうべきなので止めておきます。

さて6月7日のリサイタルですが、当日券も出ますので、急に予定が空いた方もぜひぜひおいで下さい。会場で皆様にお会い出来る事を心待ちにしております。どうぞよろしくお願い致します。

このいいお天気っていつまで続くかな。そろそろどこか行きたい気分・・・。




2015年5月30日(土)             「緊急地震速報」

すっかりご無沙汰していて申し訳ありません。それにしても先ほどの大地震、大丈夫でしたか?

昨日の口永良部島の噴火も、リアルタイムでニュースを見ていてびっくりしていたのですが、その翌日にこうやって地震が起きると、さすがに次なる大地震に対する覚悟を決めなければならないかと思わされてきます。東日本大震災の時はピアノ・デュオの東京デビューの日で、自宅で地震が起きた時どうだったかを知らないのですが・・・数日前の北関東のちょっと大きめの地震では練習に疲れてひと休みしており、緊急地震速報のあの警報音を聞いて反射的に外に飛び出しました。さっきは「いただきま〜す!」の直前、かなり揺れが大きい予感がし、慌てて窓やドアを開けました。

日本全国が揺れたんですね。しかも震源地が深すぎる。電車やエレベーターが止まって大変な事になっているそうで心配です。口永良部島でも避難された方は大変な思いをされている事と思いますが、大事に至らずに元の生活に戻れる日が早く来る事を、心より願います・・・。

さて改めまして、お久しぶりです。ずっと更新できず気にはなっていたのですが、昨秋に書かせて頂いた通り、いざとなれば睡眠削って間に合わせる事が出来なくなってしまったため、こちらはお休みせざるを得ませんでした。本当にすみません。それでも最近はいろいろ時間が足りなくて2日に1日は何とか頑張って起きていようとし、それでもいつの間にかうたた寝してしまい、夜にさらう事は殆どできない状況。間に合わないっって焦りつつ、夜中に全プログラムを通していたなんて夢のまた夢です・・・。ま、それもそうか、デビューより20年以上経っている訳だから。

カウントダウン、もう1週間前となりました・・・。



2015年4月30日(木)             「大原美術館」

いきなりこのタイトルで?と思われた方もいらっしゃるのではないかと。プログラムを決めた後の後日談ですから・・・。

先日、思い立って倉敷の大原美術館に行ってきました。新学期始まったばかりのこの時期、行けたらいいんだけど・・・と思って予定はひそかに空けておきましたが、決断したのは出発3日前の事。最後まで迷いましたが、行けて本当によかったです。向こうに夜着き、次の日はフルに動き、3日目早朝に発つという正味2泊1日、しかし有意義な旅となりました。

大原美術館に行った理由。それは矢代さんのソナタが大原美術館から委嘱されたものだったから。学生時代にこの曲をさらっていた時に知ったのですが、美術館が新作(それも音楽の)を委嘱するというのはただ事ではないと思っていました。美術館創立30周年を記念しての事であっても、それにしてもすごい事だと。倉敷という街も魅力ですが、それ以上に矢代作品を委嘱した大原美術館があり、いつか行ってみたいとずっと思い続けていました。それがやっとかなったのは、数年前の事。

心に残る絵や彫刻があるだけではなく、美術館のたたずまい、そこに醸し出されている空気、そういうものをひっくるめて好きな美術館としてインプットされると思うのですが、初訪問にしてお気に入りの美術館の1つになってしまいました。だからこそ何度でも訪れたいのですが、そして、このソナタが書かれた経緯をもう少し詳しく知りたい、そしたらもっと理解して共感して弾けるのではなかろうか。「お近づき」になれるかも?それが再訪の理由です。

さて。ピアノの置かれている広い展示室、そこに入ってすぐに飾られているのが、レオン・フレデリックの「万有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん」という大作。初めて目にした時に大きな衝撃を受けたのですが、今回も強いインパクトがありました。

その展示室には他にも印象派の素晴らしい作品の数々が展示されているのですが、フレデリックに目が吸いついて離れないのです。しばらく展示室の真ん中にあるベンチに座り、じっとその絵を眺めていました。そして頭の中で曲を鳴らしていたら、ふと何かと何かが頭の中でカチッとつながったような気が・・・。

演奏者の立場として、どんな経緯で作曲されたのか、作曲者が伝えたいと思った事は何か、など知りたい事はたくさんあります。もしも仮に何の情報も得られなかったとしたら、それでも自分なりに想像し、仮説を立て、それをもとに演奏をすると思うのです。矢代さんがこの曲を作曲するにあたり、その前に大原美術館を訪れていらっしゃるかどうか、それが気になりました。もしもあのフレデリックの大作をご覧になっていたならば、いやいや、ご自身の心の中にあるものが最優先でそれを表現されたのでは?答えは出ません・・・。

美術館を創設した大原孫三郎氏のご子息で、美術館長も務められた大原總一郎氏の生涯について書かれた書物、ミュージアムショップで見つけました。現在まだ読んでいる途中ですが、読み進める内に謎も少しずつ解けてきました。美術や音楽にも造詣の深い素晴らしい方だった事、また倉敷という街の秘密と魅力も分かってきました。学生時代には全く分からなかった事が今、少しずつ少しずつ分かってきています。

演奏とは、作曲者と作品に想いを馳せ、理解しようと努め、共感できたものを演奏として皆様にお伝えする事だと思うのですが、この作品を委嘱した大原總一郎氏、そして大原美術館と倉敷という街、全てがこのソナタに集結しているような深い感慨を覚えます。あとはただただ自分の努力あるのみ・・・。




2015年4月29日(水)             「2015年のプログラム」

長らくご無沙汰しています。

新学期が始まったと思っていたら、もう連休ですね。このひとりごと、何としてでも書き上げる体力がなくなり、気付いたら寝ている、朝になっている事が多々ありまして・・・朝のドタバタにも大分慣れました。

さて、書こう書こうと思っていた今年のリサイタルのプログラムから行きます。

普段伴奏している時は、実にたくさんの近現代曲に出会います。あまりにも当たり前の事で特別な感じもしませんし、この世に出現してから時の経っていない楽器では、むしろ新しい曲しかないという事もあります。しかしピアノの場合、古今東西の大作曲家が遺して下さった数々の名曲が目の前にででんとそびえたっていて、そのレパートリーを勉強することだけでも曲数がありすぎて・・・という嬉しい悩みに遭遇します。その結果、「新しい曲」に出会っていない事にハタと気付く羽目に。その状況はよくない、何とかしようと、ここ数年ずっと考えていました。諸事情でなかなかできないまま今まで来てしまい、今年こそはと思ってプログラムを考えていた訳です。

それとは別に、今年は悲愴ソナタを弾こう!と思っていました。突如降りかかってきた指令のごとく、何故かそれが頭から離れず。プログラムを考えるにあたっての条件は、以上の2つ。

悲愴ソナタを弾くとなればもちろん前半でしょう。でもリサイタル開幕の1曲目ではちょっと重く、聴き手の皆さんも暗くなってしまうかなと考え、冒頭には別の曲を弾いて悲愴は2曲目にしようと考えました。ま、それは後に回して、と。「新しい曲」は何にしよう?

いつか弾かせて頂こうと考えていた、とある邦人作曲家の方の作品があります。ひそかにリサーチ(?)もして、どういう作曲家の作品と組み合わせたらよかろうか、いろいろ思いを巡らしておりました。が、組み合わせのアイデアが浮かばない。それに、悲愴とは果たして合うのだろうか?

じゃぁ他の作品では?と考えていて、「あ・・・」と思い出したのが矢代さんのソナタでした。矢代秋雄さん、1929年にお生まれの日本を代表する作曲家のお一人ですが、まだこれからという1976年に急逝されました・・・。

このソナタ、学生時代に一度勉強した事があります。当時はテクニック的にも音楽的にも難しくて「降参」状態。久しぶりに楽譜を開いたら、拙いながらもそれらしき分析をした跡がありました。当時、弾いていて不思議と心に納得させられる何かがあり、音の一つ一つが全て必然として存在するのを感じました。音一つずつをかみしめて弾くかのような感覚・・・説明が難しいのですが、正にそういう風に思えたのです。「いつかもう一度挑戦してちゃんと弾ける事があるのだろうか、いや、ぜひ弾いてみたい」と思っていた、あの時の宿題をふと思い出したかのようです。

矢代さんがおっしゃるには、「ベートーヴェンの作品109のソナタから精神的影響を多く受けた」との事。今はその意味がよくわかるような気がします。今回演奏するのはベートーヴェンのソナタでも作品109ではなく悲愴ですが、矢代さんのソナタの「厳しさ」(を作品から感じます)が、どことなく悲愴にも通じるような気がする、と思ったら怒られてしまうでしょうか。という訳で、前半の最後に矢代作品を演奏する事にしました。

そして後半。この段階では空白状態ですが、全く関連のない作曲家を置く事もできないと思ったので、パリに留学された矢代さんつながりでドビュッシーを選びました。ぜひ演奏したいと思っていたのは映像第2集。第1集と比べたら、まるで侘び寂の世界ですが、渋い第2集もとても好きです。それだけでは短いのでドビュッシーをもう一つ。初期の作品、雅なベルガマスク組曲を持ってきました。

さて肝心要の第1曲目がまだでした。悲愴の前に弾けるものとなれば、自由な感じのするもの、長調の明るいもの。そして前半はソナタが2曲決まっているので、あまり長くないもの。そこで、最近ピアノ・デュオで演奏機会のある大バッハの息子たちに照準を合わせました。バロック時代から古典主義時代への過渡期に活躍したカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ、彼にはた〜くさんの鍵盤作品があります。昨年生誕300年を迎えて研究も進んでいるようですが、恥ずかしながらソロ曲については全然知識がなく、調べる事に大分時間がかかりました。で、選んだのは幻想曲ヘ長調。

何だか長くなりましたが、今回のプログラム、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの幻想曲ヘ長調Wq.59/5、ベートーヴェンの悲愴ソナタ、矢代秋雄さんのソナタ、そしてドビュッシーのベルガマスク組曲と映像第2集、というラインナップです。今回もここまで決めるのに本当に時間がかかりましたが・・・我ながらいいプログラムかなと思っています。

プログラム決めた後にも後日談があります。それはまた続きに・・・。



2015年3月31日(火)             「シューマンとブラームス」

春の足取りは得てして早いもので・・・桜がやっと咲いたと思ったらあっという間に満開宣言となりました。どんな花も大好きですが、桜は特別。街中のあちこちに淡いピンク色の雲が浮いているような今の季節、気持ちが浮き立つような気がします。

例年お手伝いしている弦の講習会、そしてコンクールの伴奏も終わりました。1年ぶりに伴奏させて頂いた受講生の皆さんの成長ぶりには目を見張りました。1日1日の積み重ねが365回続き、今の演奏につながっているのだなと・・・経験した事考えた事の一つ一つが音に演奏に出ているようで、そういうものも感じながら伴奏していました。そして自分の語学力のなさにも落ち込んでいます・・・。

いろいろな物の見方があると知る事はとても大切。小さな頃からそれを知る経験を積めるって幸せな事だと思います。今回海外から3名の先生がいらっしゃりました。それぞれの先生で、レッスンの進め方も大切にされている事も違います。最終的には同じゴール地点にたどり着くような気がするのだけど、わかるまで時間をかけて教えて頂ける訳ではない。だから皆すごい集中力でレッスンを受け、必死に考えて練習していると思うのです。翌日のレッスンで、受講生コンサートで、ガラッと変わった進歩の跡が見えるのは本当に嬉しい。そんな1週間を過ごしていました。

さて、ピアノ・デュオの話を少しだけ。講習会とコンクールで必死になっている内、あの時の事が薄れて来てしまったので・・・。

自分で書くのもなんですが、今回もいいプログラムだったなと思っています。果たして間に合うかどうか、あんなに危機感いっぱいの怖い思いをしたにも関わらず、本番は弾くのが楽しかったし、いろいろな味わいを楽しめました。今回、いろいろな方から「あ、ドリー弾くの?」と声をかけて頂きましたが、ドリーってそこまで浸透しているのかと正直驚かされました(マ・メール・ロアやドビュッシー小組曲よりもずっとずっと知られていたようで)。でも弾くのは本当に難しい。何というか、あの空気感。ふんわりした雰囲気をまとわせる曲あり、軽やかなステップの舞曲あり、「ザ・フォーレ」とも言うべきハーモニーに彩られた曲あり。そして手の交差やぶつかるところも、思っている以上に多い。でもどれも親しみやすくて美しい。やはり名曲と呼ぶにふさわしい曲でした。

カプースチンのシンフォニエッタ。楽譜には「カプースチンの曲の中では弾き易い部類に入るであろう」と書かれてはいましたが、どうしてどうして、本当に大変でした。作曲者ご本人はジャズの影響を相当に受けていらっしゃるのですが、でもジャズそのものではない、と弾いている内に感じるようになりました。ご本人のインタビュー記事、そして自作自演されている動画を参考にさせて頂き、どう弾けばいいのかすごく悩みながら考えました。ハーモニーはジャズ特有の和音が多く採り入れられているものの、作曲に関してはクラシックの考え方がベースではなかろうかと推測。分析にもめちゃくちゃ手間取りました。元がオーケストラ曲なので、横のラインがさまざまに絡み合っており、それを理解し、4本の腕で配分するのも難しい。ご指定のテンポは恐ろしい程の速さ。絶対に弾ける訳がないと思っていたのですが、どんどんつんのめって勝手に速くなってしまう事も当初はしょっちゅうでした。プログラム中で一番合わせに時間がかかっていますが、楽譜を読み込みいろいろ試せば、まだまだ変わる可能性も大だと思えます。元々はディベルティメントとタイトルをつけようと思っていたとはご本人の弁。その通り、とても楽しい曲でした。

ブラームスのシューマンの主題による変奏曲。どうしてこの作品が殆ど弾かれないのか、実に不思議。それ位深さもあって素晴らしい曲だと思うのですが・・・。ブラームスがこれを書く前、彼を世に送り出してくれた恩人でもあるシューマンが、この主題を元に変奏曲を書きました。それはシューマンがライン川に身投げした前後の事、彼にとって人生最後の作品となりました。しみじみとした・・・なんて一言ではとても片づけられない、胸に静かに迫ってくる曲なのです。このシューマン自身の変奏曲、実はデュオの公演が終わってから音源を見つけて聴きました。今ならもっと違った想いをもって、ブラームスの方の変奏曲も弾けそうな気がします。

尊敬するシューマンが最も苦しい時に書いた作品、その主題を元にブラームスはどんな気持ちで作曲したのでしょうか。ブラームス作品の方は響きも厚く、さすがブラームスの特徴がよく出ています。本番で演奏し終わった時に、「まだもっと奥に何かがある、これからもずっと弾き続けてその奥にあるものを探したい」と思ったのを覚えています・・・。

モーツァルトは彼の連弾第2作目、まだまだシンプルなのですが、シンプル故にもっと遊べる余地も工夫する余地もあるかなと思います。ブラームスのワルツは昨年に続いて2回目ですが、自分の中で少し角がとれたような気がしました。この曲も本当に素晴らしすぎる曲なので、もっともっと年月を経たらどうなるか楽しみです。アンコールにはハンガリア舞曲の1番と5番。何年か前にプログラムに載せた時は、有名なのにも関わらず本当に難しいと思ったのですが、今回久しぶりに弾いてみてほんの少しだけ何かわかったような気がしました。自分でも楽しめるようになったというか・・・。

思いつくままにつらつらと書いてみました。連弾作品、もともと家庭的な趣をもったものなので、2台ピアノに比べて華やかな作品は断然少ないのですが、2人して深い作品が好きという点は全く同じ。弾いてゆく内に深まってゆける曲はやはりいいものですね。いらして下さった皆様、本当にありがとうございました。

日が経ってしまったので、もともと書こうと思っていたすごく大切な何かを忘れているような気がします・・・。




2015年3月19日(木)             「満席御礼」

気付けば、桜の開花まであと数日・・・。最近めっきりと春らしく暖かく、いや暑い位?になりました。いかがお過ごしでしょうか。

お陰様でピアノ・デュオの2公演、初の両日満席御礼となりまして、無事終える事ができました。チケット売り切れで止む無くお断りさせて頂いた方々、本当にごめんなさい。いらして下さった皆様、テッセラのオーナー様ご家族の皆様、調律師さん、そして毎年がっちりと受付を守り、こまごまとした事に気付き、また不安げない見事な譜めくりをして下さった不動のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

本番前の合わせの経過、曲について考えた事等、書きたい事はそれはもういっぱいあったのですが、体力がもたなかった・・・最後の2週間はほぼこれに絞りきっていました。曲目解説書きもプログラム発注も際のぎりぎりに気付いて間に合わせ、後1日遅かったらプログラムは当日届かなかったのではないかと・・・。残った時間、あるだけ全てを使って合わせをしていました。曲が分かってくればくるほど、あんな事もこんな事もできると気付き、一度固まりかけたものをいっぺん壊してみたり・・・間際になって意見が食い違うところが出てきた場所もあったし、まぁ本気でどうにかいいものを創ろうと思えばこそ、妥協はできない訳で。

我ながら1日中よく弾くなぁと思ったりしていました。ソロの練習はそこまでしません。伴奏では、どんどん相手が代わりながら結局1日弾いている事はよく有りますが、同じ相手と1日中あぁでもない、こうでもないと出来るのですね。面白いし楽しいから弾いている最中は平気なのですが、帰ったら何もできずそのままバタンキュー、慌てて朝お風呂に入って再度出掛けるの繰り返しでした。今回こそ本当に間に合うのかなと危機感があったのですが、それは作品がどれも深くて興味深いものばかりだからだと思うのです。コワイコワイという危機感に支配されながら、でももっと時間をかけてこの過程を楽しめたら・・・とふっと思ったりするものです。なんて贅沢な経験をさせて頂いているのだろうか、と。

と思っている内にあっさりと終わってしまいました。終わってから一気に素面に戻り、今久しぶりにあの感覚を思い出しています。やっぱりひとりでないところに大きな意味がありますね。一緒に音楽してくれる相手がいるって本当にありがたいものです。

デュオ・リサイタルに関してはまた改めて書きたいです。お約束できないですができたらぜひ。

ピアノ以外全てストップしている内にたまりまくった雑用、それを必死で片付けていたら大分すっきりしたのですが、肝心要のひとりごとを書く時間が無くなってしまいました。一つだけ、コンサートのページにソロ・リサイタルの曲目を載せましたので、どうぞご覧下さい。あと2か月ほどで本番です。今度はひとりで危機管理をしっかりしよう。学校も始まることだし・・・。



2015年2月28日(土)             「2015デュオのプログラム」

熊取合宿も終えて、いつしかこんな季節となっています。珍しく体調を崩して寝ていた時もありましたが、かつて大変お世話になった方にお会いしに行けたり、いろいろ充実した1週間でした。

そう言えばアクセスカウンターが消えてしまっています。なんか変だなと思いつつ調べてみたら、サーバのアップデートが数日前に行われたらしく、その影響だそうです。123456番がもうすぐだと思って注視しているというのに、なんというタイミング。サポート情報を頼りにタグをいじって見ましたが直らないようで、しばし様子を見ます。

早くお雛様を出してあげなきゃ・・・と思っていて、やっと出せました。箱の中で「出してぇ」とかたかた音を立てているんではないかと気が気でなくて、本当にごめんなさいです。25センチ四方の立方体ガラスケースに入った5段飾り、小さな小さなお雛様。確か大学生の時、人形問屋街に出向いて求めてきたのでした。あと2つ、ハマグリの貝殻の中に鎮座ましましているお雛様が居ます。やはり1つは自分で見つけて買ったもの、もう1つは友人のお母様に頂いたもの。この大切なお雛様たちとまた別の意味で、3月3日は特別な日なのです。

さて、今年のデュオの選曲について。すさまじく2人して頭をひねった割には、ひょうたんから駒のように一気に決まりました!

フォーレのドリーは絶対に入れようと決めていました。そしてブラームスのワルツを去年初日に弾き、今年も再演する「差し替え曲」と決まっていたので、ブラームスのワルツと同じ位の長さ、そして2年かけて弾く意味がある内容の濃い曲を差し替え曲に選ぼうと考えました。冒頭には、昨秋に松井クラシックのつどいの方々にお披露目したモーツァルトのニ長調ソナタ。というのがプログラム決めの条件です。

という事で演奏時間を考えてみると、モーツァルトのソナタ、ブラームスのワルツ、この2曲だけでは前半はちょっと短い。フォーレのドリーまで入れれば前半少し長め?と思いつつ、メインの曲を何にするかかなり迷いました。後半にどどんと重量級の1曲、中身が濃いだけでなく華やかさもあり、ある程度の長さもある曲を・・・と思い、過去に弾破した曲のメモを見たり、いろいろ調べたりしたのですが、組み合わせ的にも難しく・・・ふっと思いついたのがカプースチンのシンフォニエッタでした。

この曲、数年前、高校音楽科の最後の学年の生徒さんが取り組んでいるのを聴かせて頂いた事がありました。楽しそうな曲なんだけれど、いやはやとにかく弾く事自体大変そう、多分我々デュオが演奏する事はないだろうと即座に思ったのを覚えています。でもどういう訳か、きっと一生ご縁がないだろうなと思った曲ほど、いつかどこかで弾く事になるような気がします。なぜなんだか・・・。

そして差し替え曲もいろいろ考えたのですが、同じブラームスのシューマンの主題による変奏曲で落ち着きました。結局またお国めぐりとなりますね。オーストリア、ドイツ、フランス、そしてロシア・・・そしてどれも内容の濃い曲ばかりです。こんな事を繰り返していたら、来年こそプログラムを思いつかなくなるのではないかと・・・。

カプースチン、我々にとって、もちろん私個人にとってもお初。今もご健在、ピアニスト兼作曲家、ジャズの要素を採り入れた曲を書かれる、とにかく弾くのが大変難しい、しかし大変な人気、というところ位までしか存じず(ごめんなさい・・・)、分かる範囲でいろいろ調べたりしました。でも何よりも、楽譜がそれ以上の事をたくさん物語っていると思わされるほど、とにかく楽譜が緻密。分析にかなり時間がかかり、弾けるようになるのに時間がかかり、合わせにももちろん時間がかかるのですが、先入観がないからかいろいろな事を想像しながら曲を創っていくのが楽しいです。いや、まだまだこれから先、いろいろ分かって行くのだろうなと思います。

合わせの時間が経つのがなんと早い事か。あっという間に1日、2日・・・と過ぎてゆきます。

という訳でこの辺で。花粉症の皆様、大量の花粉が舞っていますがくれぐれもお気をつけて・・・。



2015年2月11日(水)             「秋田弁」

立春も過ぎ、暦の上では春がやってきました。実技試験期間もいつしか終わっているのですが、あぁ終わった〜という感覚を味わわないまま今に至ります。ま、それもそうですよね。この曲を仕上げる、つまり本番の直前に「やっと仕上がった!」と思う事なんて絶対にあり得ない訳で。「演奏は生モノだから」とも言えるし、「ロボットでない生身の人間が弾いているのだから」とも言えるし、でも何よりも「音楽の世界に終わり(=完成形)はないから」。

ピアノを弾き続けてん十年。ふと気付けば「四半世紀も弾いてる!?」とびっくりしたのがついこの間の事のようです。今でこそ、「こんな風に弾きたい」とか「あんな音を出したい」という事にそんなに(どんなに?)困らなくなりましたが〜。今思えば学生の時は本当に思うように弾けなくて、悔しい思いをした事も多々ありました。院生の頃からデビュー後数年あたりは、一つずつ一つずつ小さな発見を積み重ね、思いついた事をその発端から克明に楽譜にメモしていた時代でした。いつしか練習大嫌いだったはずが、めざすべく演奏をイメージしてから練習方法を工夫するようになり、考えては試す行程が面白くて仕方なくて・・・となっていました。テクニック面のみならず、解釈なども含めての話です。

「完成形はない」と書いたところで思い出したのですが、いまどきの学生さんは結果はすぐに出るもの、出そうとする傾向があるような気がします。その気持ちだけはわからなくもないですが、でもその気持ちにしたがって要領よく早道を通るがごとき練習(と言える・・・?)をしてきた場合、音を聴いて一発で分かってしまいます。こちらだって10年20年かかっているのに・・・。

時間は残酷、でも正直。

誰にも24時間しか与えられていないし、さかのぼる事もできない。今から昔に戻ってきちんと1歩ずつ積み重ねたいと思ってもできないし、その結果は今に反映されています。だから「残酷」だと。でも今からとにかくきちんと1歩ずつ積み重ねてゆくのなら、どれ位先になるかわからないけれど、その成果は未来に反映されるはず。だから「正直」だと。

・・・なぁんて話を、最近偉そうにレッスンでしています。まぁ自分がそのような思いをしていなければ、こんな事は今話せもしない訳で。人間って自分が経験していない事は本当の意味では理解できないから、多分今学生さんに話しているような事は、かつて自分があぁしておけばよかったと思って(後悔して?)いる事の可能性が大です。

と、話が飛びまくっていますが、3月のデュオ・リサイタルに向けて今からそれ1色の生活になる予定。この項の前回に書いた「いつの間にか」でもないですが、あと1ヶ月!?!? 何故かあと2ヶ月位あるような気分だったので、今文字にしてみて泡吹きそうになりました(本当です)。

この1週間は6月のリサイタルの曲決めのためにあれこれ調べ物をし、弾いてみて聴いてみてやっと決まったところです。加えて、昨秋に撮って頂いた膨大な写真を全部見て、そこから選ばせて頂くという作業もしておりました。果たして今月中にプログラムを決められないのではないかと思う位、何も思いつかない状態だったので、決まって安堵しすぎたのかも。珍しく、ソロの曲を早めに譜読みして指使い決めておこうなんて気を起こし、何分の一かできたところだったのです。道理で原田さんのしゃべる事ひとつひとつが何となく焦って聞こえた訳だ・・・。

あ、本人の名誉のためにいっておきますと、決してあくせくした人ではなく、私と真逆の非常におおらか(?)な人なのですが、時々すごくまともな事をずばっと言ってのけるところがあります。これが私一人のソロだったら危機感ゼロの危ない状態だったりするのですが、こういう時に真逆の性格でデュオを組んでいて良かったぁと思えたりするのです。自分にないものを持っていてくれるというのは本当にありがたいものです。

前置きが長くなりましたが、今月初めに秋田県羽後町にまたもや呼んで頂き、演奏してまいりました。今回は久しぶりに花嫁道中を見学させて頂けるのも楽しみだったのですが、なんと昨年の同時期と比べて積雪が半分との事。人を何人も載せた馬車をヒトリで引っ張るお馬さんがかわいそう、と思ったら、びっくりするほど元気な若いお馬さんで、雪が少ないのもなんのその。すんごい馬力で引っ張って行きました。それにしてもこうやって脈々と行事が継承されているのはすごい事で、たくさんの町の方々がおひとりおひとりに与えられたお役目を全うし、それが町の伝統を築きあげていることに感銘を受けました。花嫁花婿さんたちをのせた馬車は雪の回廊を走り、小さな小さなかまくらや洞穴(?)にろうそくが灯され、それは本当に幻想的な美しさで、ぜひ一度見て頂きたいです。

さて、今回のコンサート、ソプラノ江口さんとテノール竹内くんをお迎えしました。オペラ「愛の妙薬」の一場面、お二人とも歌唱がすばらしいのはもちろんですが、演技がリアルでお見事、お人柄もあいまってなごやかで楽しいひとときとなりました。歌詞もセリフも原語でしたが、ある部分だけ秋田弁にチャレンジ、その部分が客席で非常にうけていた模様。ゲネプロで初めてアドリブで入れていたと思うのですが、私たちも伴奏していたにも関わらずあまりにも可笑しくて、おなか抱えて笑い転げました。

羽後町も昨年夏を入れると5度目、しかし正直なところ、秋田弁は早口になると分かる事より分からない方がまだまだ多い。ちなみに江口さんは山形県新庄のご出身。ちょっと違いますが、秋田弁になんとなく似ているところも多いとかで、通訳可能な程だそうです。

その「愛の妙薬」秋田弁バージョンの舞台監督を急遽して下さったのが、羽後町出身の指揮者、阿部未来さん。カプースチンの譜めくりをして下さる方を慌てて探している時、びっくりのつながりでお願いできた方です。本当にご縁というのは不思議だと思わざるを得ないのですが・・・。なんと譜めくりのみならず、愛の妙薬の秋田弁バージョンのセリフも、客席後ろで聴いて下さってご指導して下さいました。伝わらなければ意味がないので、これで通じると言って頂けたことで歌手のお二人も自信を持って歌われた事と思います。もちろん譜めくりも完璧なタイミングでした。すばらしい伝統のあるところから、ジャンルは少し違っても、文化や伝統を大切に守り発展させていく職につく方が生まれるんですね。今後のご活躍を心よりお祈り致します。

実質丸2日間の滞在でしたが、とても中身が濃い時間でした。どうしてあんなにも皆さんあたたかくおもてなしして下さるのだろうと、毎回訪れる度に思います。人の心の優しさあたたかさに触れさせて頂き、それに心から感謝し、ぜひ皆さんにお会いしたくて又羽後町を訪ねようと思うのです。お世話になった皆様、いらして下さった皆様、本当にありがとうございました。

久しぶりに書き始めたらあれもこれもと長くなってしまいましたが、肝心要のデュオのプログラムについては又次回以降に回します。明日は某入試の伴奏に行かなくてはならず、またピンチヒッターで急遽お引き受けした伴奏の初合わせがあり、その曲をさらわねばならぬ事を思い出しました。

入試の季節ですね。東京ではしばらく大丈夫そうですが、大雪などで予定が狂いませんように。受験生の皆さん風邪やインフルエンザにお気をつけて・・・。




2015年1月29日(木)             「いつの間にか」

「いつの間にか」というセリフが常套句となりつつある今日この頃。「いつの間にか」今日になっていた、「いつの間にか」終わっていた、「いつの間にか」忘れていた、「いつの間にか」過ぎていた、書こうと思いつつ「いつの間にか」29日になっていた、というのが本当のところ。学校の実技試験期間もたけなわです。・・・って事をかいても面白くないでしょうし、いつも書いている事なので省略。一難去ってまた一難。夢にまで出てくる有様です。

最近の「いつの間にか」シリーズ。「いつの間にか」3月デュオのチケットの発売日を過ぎていた、「いつの間にか」6月のリサイタルの曲を決めねばならない時期になっていた、とどめは「いつの間にか」秋田公演が目の前に迫っていた!という事。

という訳で必死のぱっちで準備中です。まだ実技試験期間が終わった訳ではないので、いつもの生活の端々で「あ、今度の衣装どうしよう?」とか、「そう言えば今度の曲譜めくりをどなたかにお願いしないと絶対に無理だ・・・」とか、「その日何時の新幹線だっけ?」とか、「今の内やっておかないと前日荷物詰める暇ない」とか、「あちらに着いたら練習できるのはいつかな?」とか、そういう今更ながらの会話を繰り返しています。

もっとも怖いのはお天気。以前も帰りの新幹線が少し止まってひやっとした事がありました。翌日の試験の伴奏に間に合うよう何としても帰る、という強い意志を持って・・・と。予報がだんだん変わって先ほどの天気予報では、当日秋田は吹雪くとか吹雪かないとか言っていました・・・。

卒試を終えた4年生たち、先生方の書いて下さった講評用紙を見せてくれました。全ての科ではないのですが、先生方が試験の時にご講評を書いて下さる科があり、本当に熱心にいろいろ書いて下さいます。拝見していて本当にありがたいと思うのは、その学生さんがご自分のクラスでなくとも、1年生の時からの演奏をしっかり覚えていらっしゃる事。以前と比べてどういうところが良くなったか、そして今後はどんなことに気をつけてゆけばいいのか、あたたかいお励ましの言葉とともに書いて下さっていて、こちらも胸が熱くなりました。毎年試験の度に頂いたご講評用紙は、大学時代の大切な大切な宝物になることでしょう。

さて、と。自分たちのピアノ・デュオも必死で仕上げて行きます。羽後町の皆様に半年ぶりにお会いできるのが楽しみです・・・。




2015年1月18日(日)             「2015新年のご挨拶」

大変遅くなりました・・・今更ですが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

まだ年が明けて半月ちょっとしか経っていない事に驚くような、そんな日々を過ごしています。今年は、例年の年明け熊取合宿を年末に行いました。そのため年明けはどんな風に過ごすのかイメージできずにいましたが、予想をはるかに上回るようなバタバタな毎日。かろうじて初詣には行けたのですが、なんとおみくじが大吉!それを見て、昨年のおみくじが大凶だった事を思い出しました(確かにそんな年だったかも・・・大凶なんて初めてでした)。

1月3日からフルに動いています。授業開始は6日からでしたが、その日から年度末の授業がらみ試験がらみの本番が立て込んだため、その合わせと練習に追われに追われ、今に至っています。

それはさておき、今年の抱負を書いてみます。と言ったもののそんな大それた抱負は無いのですが・・・。

昨年は体力の衰えを痛感させられた年となりました。「今までの無理に無理重ねてごり押しするような生活をそろそろ戒めなさい」と、神様やご先祖様から言われたのだと実感させられています。結果、今までと同じように事を運んでゆく事は出来ず、生活ペースが変わる、スピードも効率も落ちる事になったのですが、よくよく考えてみれば音楽にスピードや効率は要らないはず。やりたい事を諦めるのはいやだという欲張り性分から、自分の今までのペースを崩すのが嫌なのだと思い知らされもしています。でも一番大事なのは何なのか。これで自分が何をすべきなのか答えは出るのですね。ひとりで出来る事はたかがしれている、でもその小さな積み重ねがものを言う。そう思って、周りと比較せずに自分のできる事をできる範囲で、着実にやっていこうと思います。

昔と違うのは、本当に「これでいいんだ」と思えるようになったところでしょうか。年を経ると見えなかったものが少しずつ見えるようになって行くのですね・・・。

新年明けても一難去ってまた一難。毎日朝早く夜遅く、家に帰ったらうたた寝のつもりが朝まで寝てしまい、慌てて家を出るという日も有りました。音楽するのに心のゆとりは絶対必要です。この週末はまずガタガタになった体のケアが最初で、久々にマッサージに行きました。前代未聞なくらいにひどかったらしいですが、これで大分楽になり、帰って来てから在庫もりもりの野菜でいろいろつくっていました。今週から実技試験週間が始まるので、試験の順番の名票を見ながら分単位で予想して試験と合わせと補講のスケジュールを組み、貯めまくったメールのお返事を少しずつし、そしてやっとこのひとりごとにゆきあたったという訳です。

そうそう、昨日時計を修理に持って行った時のこと。腕時計、今は腕に付けることはせずもっぱら懐中時計となっているのですが、どういう訳か突然止まる。月に2〜3回の頻度でぱたっと止まり、分刻みの合わせの予定を狂わせてくれます。正しい時刻に合わせ直すとまた動くのでそのままにしていましたが、思い立ってお店へ。店員さんから「これ、相当長いことつかっているでしょ?」と声をかけられました。

そういえば・・・?大学時代?いやいや確か高校時代から使っています。バンドは擦り切れてその間何度も替えていますが、いつの間にかん十年も月日が経っています。一瞬、その間に流れた時間と出来事を思いました。そしてこの数年、振り返る間もないほど忙殺されていた日々の生活を思い、後悔の念がわきました。一体何にそんなに振り回されていたのだろう?何のために使っているのかがはっきりわかる時間を大切に、過ごしてゆきたいです。

話がいろいろそれましたが、リンクに1件追加しました。ドイツ在住アマチュアピアニストの真辺篤孝さんのサイトです。今から何年位前だか、このサイトをご覧になってメールを下さったのが始まりでした。本業をお持ちでありながらドイツと言わずヨーロッパあちこちで、活発に演奏活動をされています。もともと室内楽がお好きだったそうですが、ソロの方も演奏されていらっしゃいます。日本での状況しか知らない私は、お仕事と両立されている事にとにかく驚かされましたが、素晴らしい生き方を選択されたと思います(不器用な私には絶対無理ですが)。いろいろ考えるところ影響され、考え方もかなり変わりました。真辺さんのブログも皆様にぜひ読んで頂きたいと思います。

さて、今リンクを試みましたがなぜかスクリプトエラーが出ます。解決方法を探しているのですがど素人の私には難し過ぎる・・・見られない場合は本当にごめんなさい。でも一応リンク張っておきます。

また新しい1週間が始まります。今週も瞬きするかの如くあっという間に過ぎてゆく事でしょう。春が待ち遠しいです。インフルエンザが流行ってきたので、皆様もくれぐれもお気をつけて下さい・・・。




2014年12月31日(水)            「年の瀬いろいろ」

あっという間に大晦日です。熊取合宿最終日に何か書こうと思いながら結局時間が無くなり、帰って来てからがまた怒涛の慌ただしさで、仕事納めは昨日。昨夜は早々にバタンキューと寝てしまい、朝は久々にゆっくり起きました。気付けば今年もあと1時間ほど。

子供さん達のクリスマスコンサート、今年も大成功でした。盛りだくさんな内容で、皆それぞれ楽器を変えての出番がいくつもあるのです。段取りを覚えるだけでも大変そうなのに、曲も暗譜、いゃ本当にすごいと思います。そしてリハーサルより本番の方が演奏がうまくいっているのです。かつて小さい頃からこちらのクラスに通っていた大学生が小さい子の面倒を見、お母様方も抜群のチームワークでお手伝い下さり、舞台スタッフさん達も細やかに動いて下さる。たくさんの方々の応援とご支援があって成り立ち、そこで力を発揮できる子供さん達は本当に幸せだなと思います。大してお役に立てていないので申し訳ないと思いながらも、私にとってもありがたい幸せな時間でした。

クリスマスコンサートのために出掛けた時間以外は、デュオ合宿としての時間。来年も3月に東京のサロンテッセラさんにて定期公演を行うことが決まりました。秋の内にサロンは予約してあったのですが、気付けば年末。早く曲を決めないとチラシも刷れないという事で、今月に入ってバタバタバタバタと曲が決まって行きました。お昼休み2回分で数曲弾破し、いいのかなこんな決め方で?と思いながら(でもちゃんと考えました)決定した曲目です。モーツァルト、ブラームス、フォーレ、そしてカプースチンというラインナップ。カプースチン、実は私は他の曲も含めて弾いた事がないのですが、ジャズの要素が盛り込まれ、且つテクニック的に弾くのはとても難しいとの事。それでも大変な人気を博している作曲家(兼ジャズピアニスト)さんです。私たちデュオにとっても全く新しい境地を切り開く事になる・・・はずです。

という訳で合宿ではまず、今回全く新しく取り上げる曲の分析を2人でひたすら続けました。謎解きの段階が一番時間がかかりますが、それでも少しずつ霧の中から風景が浮かびあがってくるかの如く、1つ1つ解明されてくる時間はとても好きです。最初が肝心。

話が前後しますが、なかなか今まで書けなかった10月の山田さんのリサイタル。とてもすばらしいデビューリサイタルでした。裏方さんには彼女の大学時代の大切なお仲間3名が入って下さり、「チーム山田」と私が勝手に名付けていたほど、皆が1つのコンサートを成功させるために一致団結していたのでした。お客様が喜んで下さるお顔を見たいがために頑張り、そしておもてなしする。もちろん演奏に費やしたエネルギーも半端なく、本番が一番良かったのがすごいところなのですが、何と言いますか私としては、合わせを始めた数カ月前から一つ一つ積み上げて行って当日の演奏になった事。これが感無量でした。本来演奏会ってこういうもののはず、という原点を思い起こせさせてくれるような経験となりました。2回目にはどんなサプライズを用意してくれるのかと、今から期待しています。

今年は、そんな山田さんのリサイタルをはじめ、その他幾つかのコンサートに出させて頂く機会もありました。あちこちで演奏させて頂けました事に感謝申し上げます。そしてお仕事がらみもあり、全くのプライベートもありますが、あちこちに行かせて頂く機会が多い年でもありました。どの地にも心に残る出来事や風景が有るのですが、一番強く心に刻まれたのは三陸の風景と人々の生きる姿でしょうか・・・。とは言えやっぱり絞りきれず、幾つかの地やそこで出会った方々のお顔を思い出し、あぁまた行きたいなと思うのです。

さて、皆様にとってのこの1年はいかがでしたでしょうか。今年もお読み下さり本当にありがとうございました。このサイトもちょうど10年の節目を迎え、突如「睡眠必要症」になってしまったため、ひとりごとを落ち着いて書く時間がとれず、ご迷惑とご心配をおかけしました。今後は少しペースを落として、それでも細々とずっと続けて行きたいと願っております。

皆様も良いお年をお迎え下さい。



2014年12月24日(水)            「柑橘」

またもやご無沙汰しております。今日は南大阪・熊取から更新です。

やっとやっと学校の仕事を終えてこちらに来たのが3日前の事。それまでは怒涛の日々でした。年度末試験にさきがけて室内楽の試験があったので、その準備を。レッスンや授業は年明け最初の週で終わるので、それを見越して学生さんにハッパをかける事も。それ以外に、試験の伴奏でお初の曲が数曲あり・・・いつになっても新しい曲に出会うものだと思いながら必死で譜読み。なのでまた、帰宅後ぱったり寝てしまう生活に逆戻りしていたのでした。

そんなこんなでこちらにたどり着いた時にはホッとしました。今回は神戸の子供さん達のクリスマスコンサートのお手伝い、そしてピアノ・デュオの合宿。合宿はいつもお正月明けにしていたのですが、学校のスケジュールの都合で止む無く年末となったのです。3月のデュオのリサイタルのプログラムも決めて、今は分析三昧。大分進みました。

こちらに着いた日、いつも行っている果樹園に直行しました。今が旬なのですが、直売所に着いたらたくさんの柑橘類やがコンテナに山積み。またその種類が八朔や柚子などおなじみのものから、はれひめなどの新しい品種、果ては珍しいライムやグレープフルーツ(こちらの果樹園の純日本産)など、本当にたくさんよりどりみどりで目を見張りました。いい香りにも癒されましたが、道中あちこちに点在する実がたわわになった樹の深緑の葉っぱとオレンジ色の実の鮮やかなコントラストが本当に綺麗なのです。今だけの特別な風景です。

実感がないままクリスマスイブとなりました。皆様はどのようにお過ごしでしょうか。誰にでも等しく幸せが訪れるクリスマスとなりますように・・・。



2014年11月30日(日)            「メガネ」

いつしか今年も終わりに近づいてまいりました。しかし全く実感が有りません。暖かいからでしょうか?先月だったか今月だったか、とにかく冷たい風が吹き荒れていた時がちょこっとありましたが、一体あの寒さはどこへ行ったのやら・・・。

今は少しずつ少しずつ、ぐちゃぐちゃになっていた生活のペースを建て直している最中です。昨年の夏休み頃からあっぷあっぷしたままここまで来てしまい、元に戻すには同じだけの時間がいる、と。

今日はメガネを新調しました。もともとすさまじい近眼で目には大分無理してもらっていましたが、最近視力がガタガタと変わり、本当にパソコンや新聞を見るのが苦痛でした。この1〜2年の間にコンタクトもメガネもつくり直していたので、ピントが合わないのはもう致し方ないかと思っていたのですが・・・何と!今日検眼したら、今のメガネでは左の方が全く見えなくなっている事が発覚。右目で遠くを見、左目で近くを見ている可能性があると言われて驚いたのです。近眼は小学生の頃からですが、ずっと利き目は左。それが逆になってきた自覚は少しありましたが、ここまで変わってしまったのが見辛くなっている原因だったとは。

店頭で大分見やすくなったとは思っていましたが、メガネをかけている事を忘れる位快適に良く見えます。その結果物事すべてがはかどるようになりました。いやいや、決してオーバーな言い方ではなく、パソコン仕事や書き仕事、新聞読む事、果ては楽譜を読む事など目を使う事すべてが億劫になっていただけに、こんなに変わるものかと・・・今までの時間返してと言いたい位。目は大切ですね。

話変わり・・・何だか高いところに枯葉がくっついているなと思っていたら、それらしきものがある日低いところにくっついていました。枯葉のお引っ越し?な訳はないと思ってよくよく見たら、何と蝶々。調べてみるとヒオドシチョウ?エルタテハ?そのあたりの仲間かと思われます。冬を成虫のまま越すらしく、また冬じゅう餌も水もとらないらしいとかどこかで見ました。これから冬、まだまだ先は長い。静かに春を待ってほしい・・・。



2014年11月28日(金)            「再出発」

1ヶ月半ぶりの更新となります。皆様お元気でいらっしゃいますか?何度も覗きにいらしては「まだ?」と思われた方には本当に申し訳ありません。ちょうど丸10年を迎えた日でぱったり更新が途絶えましたが、最初からそうしようとたくらんでいた訳ではもちろんなく・・・。

9〜10月にコンサートが立てつづけに入っていたあたり、今思えば本当に無理をしていたのです。でも気が張っていたせいか、それまでに度々感じていた疲れも嘘のように消え、学校も休まず、コンサートの合わせをし、練習をし、毎日元気に頑張れていました。元々ショートスリーパーだったのもあり、そう言えば最近はあまり眠くならないなぁと思ったりもしましたが、それをいい事に最大級の無理をしていたのだと気付かされました。

その結果何が起きたかというと、10月終わりあたりから突然無理がきかなくなりました。反動の波が押し寄せてきたかのように、とにかく眠い、帰ったら寝たい、毎日そんな感じになりました。「疲れた」ではなく「眠い」のです。寝たという自覚がないまま寝てしまっているのもしょっちゅうでしたし、いつもは帰宅してから明日までにやらねばならない事を気合を入れてやるのですが、それが一切できない状況となりました。ひとりごとも何度も書こうと思いましたが、パソコンを開けるに至らず寝てしまった時の方が多いかと。

あぁそういう年代に入ったということかなと諦めの気持ちに傾きつつ、でもこんなんでいいのだろうか?と思いながらも寝てしまう、そういう葛藤がずっとありました。今までは「いざとなれば寝る時間を削れば間に合う」と思っており、そういう無茶を多々繰り返していましたが、その分今後は寝る方に回すべしと神様に言われているのかもしれません。いくらなんでも1週間位すれば前の状態に戻るだろうと楽観的に構えていたのですが、そうは問屋がおろさない。寝る時間が増えてもその割には疲れがとれないし、おまけにやるべき事が全く片付かない。このままの状態がいつまで続くのか・・・。

そう思う日が続きました。よく寝ると1日は(何も事がはかどらないのに)短いものです。少し復活の兆しが見えてきたのは昨日からでしょうか。やっと書こうと思えた時には、既に1ヶ月半が過ぎていました・・・。

別に病気になった訳でもなく、睡眠時間がやたら増えたというだけで、それ以外は普通に過ごしておりました。心配されて連絡下さった方もいらっしゃり、他にもそういう方がいらしたかと思うと本当にごめんなさい。この間もいろいろな事がありました。正確には、考えさせられる事がたくさんあり、その結果、この無理がきかなくなった状況を素直に認められるようになりました。無理は禁物。これからは自分のペースで一歩ずつ歩きます。

そうそう、先日スマートフォンを新しくしました。なんと万歩計アプリ付き。今まで万歩計を使った事はないのですが、すっかりはまって愛用しています。計ってみたら毎日大体7000〜8000歩も歩いています。驚いたのは、学校に行く日でもそれだけ歩いているという事実。レッスン=動かないと思っていたのですが、学校の中でもなんだかんだと結構歩き、部屋の中でもレッスン中動き回っているようで・・・。

久しぶりに文章を書いたため、書き方を忘れてしまったみたいです。面白い事も全然書けませんが、その内に勘が戻ってくる事を期待できるかどうか・・・。



2014年10月15日(水)            「10周年!」

気付いたら今日は、なんとこのサイトが始まってちょうど10年!めでたいと思ってつい更新してしまいました。お陰様で無事10年も続けて来られました。随分遠い昔のような気もしますが、この10年の変化は結構大きかったかなと。皆様本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。

いろいろ書きたい事もあるのですが、実はとても書けるような状況ではありませぬ。一昨日台風から逃げるように(?)帰京し、学校はお休みかどうか?とやきもきしながら始終天気予報をチェック。昨日は結局朝から抜けるような青空になったので、ランチタイムコンサートの最終合わせのために朝イチに学校に行き、終わるや否や夜までレッスンが続き、その後来週のリサイタルのための会場リハーサルでサルビアホールに向かい・・・フルに耳を使い倒した1日でした。もし台風が来ていたら、頼みの綱の最終合わせが消え、リサイタル当日も初めてのホールで不安だらけ・・・というところでした。最悪シナリオにならず、それだけでもホッと胸をなでおろした1日。

今日のランチタイムコンサートも、リハーサルは朝から。という訳で大して何も書けませんが、今日はこの辺で。もうちょっと練習したい・・・。



2014年10月6日(月)             「三善先生」

全く10月だというのにこの台風・・・ウチの真上、上空を通過していったようです。「トウキョウヲネラエ」という声が、台風が日本に来る度に聞こえる気がしますが、今回は本気で狙っていったな、全く・・・というところでしょうか。真夜中からニュースを注視、朝になっても注視、正午になるまで注視・・・大学の授業がどうなるかがかかっていた為ですが、結局1日休講となりました。台風は思いのほかスピード速く通り抜けていったので助かりましたが、今日のお休みのツケが今後どうなるかを考えると頭が痛いです。

それはさておき、昨日三善先生作品のコンサートも無事に終わりました。お話を頂いた時はとてもありがたく思い、合わせをしている時期は責任が重くのしかかってきて少しプレッシャーを感じ、でも昨日はとても幸せに演奏させて頂く事が出来ました。チケットはお陰様で早期完売、そのためか当日のゲネプロは公開となり、ホール後方に一般のお客様が聴いていらっしゃる状態でした。ゲネプロでは結局私たちは通したので、実質2回本番のようなもの。たくさんの方々のご来場、本当にありがとうございました。また、たくさんのスタッフさんが細やかに動いて下さっていましたし、思いがけずも以前にお世話になった調律師さんが当日調律して下さっていました。心強く本番を迎える事ができました事を感謝しております。

今回声をかけて頂き、一緒に演奏して下さったのは中村めぐみさん。大学の同期であり、今洗足でも同僚というご縁ですが、実は演奏でご一緒するのは洗足に来てからの事。何だか不思議な感じですが、同じところで同じ空気を吸って学生時代を過ごしたというのは大きいという事でしょうか。でもそれだけではなく、学生さんのレッスンに伴奏でついて行っても考え方の根っこが似ているように思います。音楽とご自身にまっすぐに向かわれる素晴らしいクラリネット奏者さんです。

「螺旋状の視界」というタイトル、楽譜から読みとれる事・・・どう演奏すればよいのか考えるのが本当に難しかったです。でもなぜか本番は幸せな気分で終わる事ができました。演奏させて頂けた事が幸せだったというか何と言うか。そう言えば当日の朝、不思議な夢を見ました。本番前にゲネプロで3度演奏し、1回毎にどうしよう?こうしよう?と試行錯誤している夢。そこに三善先生いらしてはいなかった気がしますが、ゲネプロでは「あれ?これって今朝みた夢と同じ?」と思いながら弾いていたのです。

本番は満席で聴きたくても聴けないのをわかっていたので、ゲネプロは客席でずっと聴いていました。自分も演奏するのを忘れる位没頭してしまい、ゲネプロ終わって我に返るのに必死でしたが。没頭した理由、高校、大学の合唱の授業で三善先生の作品を幾つか歌わせて頂いた記憶がよみがえってきたからでした。先生は本当にたくさんの合唱曲を書いていらしたのですね。その数からすれば歌わせて頂いた曲はほんのほんの少しで、その知っている範囲でしか言えないのですが、選ばれた詩(歌詞)、そして一体となったハーモニーがいつも胸に突き刺さるような気がしたのを覚えています。真実をつきつけられるような厳しさがあり、でも実はその後ろに深い愛にみちた眼差しがあり・・・「厳しくて、でもあたたかい」。そういう印象です。

でもそのずっとずっと前、子供時代に先生にお目にかかった事があるのです。今は亡き師匠、井上直幸先生の「ピアノのおけいこ」に出演させて頂いていた時のこと。テキストの中に三善先生の「魔法使いがお菓子をくれる」が載っており、楽譜の見た目は「初めて現代音楽に出会った」くらいのインパクトがありました。結局それを弾かせて頂ける事になったのですが、不思議な響きのする曲だなぁと。でも何を練習すればいいの?と思った記憶がないのは、既に(放送での)レッスンで「ピアノを弾く事は表現する事」と何となく感じていたかと・・・。そして更に驚いたのですが、なんと番組に三善先生をお呼び下さったのです。

作曲された方の前で弾かせて頂くなんて、もちろん初めてです。なんとなく緊張してその日を迎えたのですが、三善先生はとても優しく話しかけて下さいました。番組中で「最後に何か質問はないですか?」と尋ねられ(もちろん台本にはないので)、とっさに考えて「音符からのびているタイの先に音符がないのはなぜですか?」と尋ねたのを覚えています。記憶が不確かですが、「響きが空中にのびて消えて行くような感じ」というようなお答えだったと思います。子供の時分、三善先生がこんな素晴らしい作曲家でいらっしゃるのは正直全く知らなくて、恐れ多くもすごい経験をさせて頂いたものだと、今思います。

これには後日談があり・・・その時のお礼のお手紙を送らせて頂きましたら、しばらくして何と!直筆のお手紙が届いたのでした。大切にアルバムに貼ってあります。特徴ある先生の筆跡を懐かしく思い出しますが、気のせいか、師匠の井上先生とどことなく筆跡が似ていらっしゃるような・・・?



2014年9月30日(火)             「置き土産」

あっという間に9月も終わり。

この1ヶ月は、学校での仕事の合間を縫って、幾つかのリサイタルの合わせに明け暮れた日々でした。朝から晩まで音を聴いている割には、曲がいっぱい過ぎて頭の中で音が鳴らない。頭の中で住み分けがなかなかできないのでしょう。週末のラロの本番が終わってから、やっとラロが鳴り始めたところです。無意識の内にも頭の中で曲が流れ始めるようになると、ステップ1段上がれた証拠。しかし他の合わせもあるのに始終ラロが鳴っているのはちょっと困る・・・何故か今も鳴っています。

音楽の話ばかりなので、全然関係ない話を。

よく遊びに来てくれるご近所ネコちゃん、最近はとんと御無沙汰です。朝出掛ける時、夜帰宅した時、いないかな?と探すのですがなかなか会えない。そもそも今は留守がちなので仕方ないかと諦めています。

今朝、家の前に何か落ちているのに気付きました。風で何か飛んできたのかなと思って良く見たら、ひもに結びつけられた小さな鈴。その紐の結び目が切れた跡がありました。???

・・・あ!あのご近所ネコちゃんの首もとについていた鈴。小さなチリチリという音がする鈴です。夜の内にここに遊びに来てくれたのでしょうか。たまたまそのタイミングで紐がほどけてしまったのか。それともちゃんと遊びに来てるよという証しに、首からほどいて置き土産していってくれたのか。

もしそうだったら嬉しいな、と思いながら学校へ向かいました。心なしか今日は元気がもらえた気がします・・・。



2014年9月28日(日)             「ラロ」

気持ちよい秋晴れの1日。

お陰様で伊賀さん青木くんとの室内楽の演奏会、静岡公演もお陰様で無事終わりました。今回は諸事情により、初めての長泉町文化センターのイベントホール。いつもの三島市文化会館よりも小ぢんまりとした感じで、お客様は満席、すぐ近くで聴いていらっしゃる状況がまさに「室内楽」でした。

朝新幹線に乗り、着いたらすぐリハーサル。響きの感じをつかむのに少し時間がかかりましたが、みっちりと3時間。その後30分で着替えてお昼を食べてあっという間に本番。いつも以上に慌ただしかったのですが、本番までに出来る事を全てしようと必死だったので、何も考えることなく集中できていた感じです。よくよく考えれば、本番の日に落ち着いてゆったり過ごせる事ってまずない(皆さんそうなのでしょうか?)。それより、わずかな事でも出来る事を増やそう、という諦めない気持ちの方が大きい。という事で、本番の最中に「あぁこういう事か」と分かった点もいろいろ見つかり、出来る事は全てやれたように思います。いらして下さった皆様、そして今回も素敵な音にして下さった調律師さん、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

これから2週間後にある東京公演に向け、更に練り直します。

ラロと言えば、ヴァイオリンの方にはスペイン交響曲でおなじみ。チェロの方にはチェロ・コンチェルト。この2曲の伴奏に携わったため私にはその印象が強く、その他の情報はあまりよく知らぬままでした。でも弾いてみたら、弦楽器の人だと確信。ピアノパートは・・・そんな無茶な?という和音と跳躍がなんと多い事か、そこに精一杯挑んでいます。弦楽器にはやはり精通しているのでしょう。弦楽器の美味しいところを生かしているメロディーが多いです。どちらにしろ滅多に演奏されない稀有な機会ですし、お時間ありましたらぜひ聴きにいらして下さい。ピアノ・トリオの3楽章はとても美しく深く、今回のプログラムの中では一押しです。

レンタルサーバーの件もお騒がせ致しました。バタバタしている内に古いサービスの方が廃止になっていましたが、今特に問題もないところを見ると大丈夫なのかと。便利に使うための設定変更はまだ手を付けられていませんが、公の方では一応落ち着いたかと思われます。

しかし御嶽山の噴火のニュースにはとても胸が痛みました。自然の猛威には人は何もできないとは言え・・・。犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます・・・。



2014年9月23日(火)             「再設定」

まずは皆様へ。ご心配ご迷惑をおかけ致しました。日付変わって21日あたりから本日23日22時あたりまで、ホームページが全く見られなくなるという事象が発生致しました。こんなに更新しないにも関わらずいつもいらして下さる方々には、「一体何が起こったか?」と思われたでしょうし、たまたま久々にいらして下さった方には、「いつの間にかやめたらしい」と思われたかもしれません。そして前回9月15日付にちらりと書いた事を覚えて下さっていらした方々は、「再設定に手間取っているかも?」と思って下さったでしょう。本当に申し訳ありませんでした。

と今書いているものの、再設定が全て終わった訳ではありません・・・。

前回も少し書きましたが、今まで10年間お世話になっていたレンタルサーバーのサービスが終了する事になり、新たなサービスにお引っ越しする事になりました。実は1月からちゃんとお知らせも来ていましたし、移行先も用意されていましたが、こういう大変な事はお尻に火がつかないと絶対にできないっ。今月いっぱいで終わるというところまでぎりぎり引き延ばし、重い腰をやっと上げたところでした。

新たな方が開通したのが9月16日、しばらく何事も起きずこのままでいいのか?と思いながら設定マニュアルなんぞを読んでいると、どうやら自分でネームサーバーを切り替えねばならぬらしい・・・何?と思いつつ、届いたお知らせメールを読みながらリンク先のサイトを開き、そのまた先のリンクやらpdfファイルを開き、10年前の重要書類を引っ張り出し、お目当てのサイトを探し当てて自力でネームサーバーを変更!それが済んでそのまま学校に行き、夜帰宅して何気にパソコンを開けたらホームページが見られなくなっている。真っ青になっていろいろ試しましたがウンともスンとも変わらず・・・。

それだけならまだしも、このサイトと連動しているメールアドレスも全く稼働していないらしい。それはさすがに困るのです。どうにもならず、強引に1時間だけウチに帰れる時間をひねり出し、サポートさんに電話をしました。自分の設定が間違っていた事も分かり、その他の謎も大分解けたのですが、なんと!新たなネームサーバーを設定するシステムがダウンし、それが直る時期は未定との事。なかなか復旧せず、やっと設定し直せたのが今日でした。

それでもホームページのアップロードができず、これも今マニュアルを読み倒し、何とか出来るようになったところ。しかしアクセスカウンターの設定はまだ出来ません・・・。メールも早くなんとかしなきゃ。

という現状の中。何を優先してやるべきか?頭が痛いです。何と言っても今週末のコンサートのための練習が最優先でしょうし、昨日ホールをお借りしてできた全曲リハーサルの録音をまだ聴いていない。かといって学校は休めない。それでも、さすがに本番前は体力も温存したい。うぅぅ。という訳で最低限の復旧と再設定をなるべく早くしつつ、後は少しずつ整えて行く事になりそうです。

今日は何だか面白くないハナシばかりになってしまいましたが、同じような経験をされた事のある方なら分かって頂けるかな、と。いやはや、アナログ人間にとっては災難のごとき。よりによってこんな時にぶちあたるなんて・・・。

メールが戻ってしまっていたら本当にごめんなさい。お騒がせして大変失礼しました・・・。



2014年9月15日(月)             「集い」

今年は秋の深まりも早いですね。いつもは「暑さ寒さも彼岸まで」なのに、30度にいかないというえらい中途半端な気温。そしてゲリラ豪雨をはじめとする不安定な恐ろしい天候が続いています。皆様の地域は大丈夫でしょうか。くれぐれもお気をつけて下さい。

さて、何も書けぬ内に、「松井クラシックのつどい」のピアノ・デュオ・リサイタルも終わってしまい・・・チラシを見ながら、「あ〜ぁもう終わっちゃった」、と。そう思ってしまう位、気持ちよく弾かせて頂けたコンサートでした。連休初日、さわやかなお天気の中、たくさんのお客様が集まって下さり、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

9月1日から学校通いの日々が戻り、新学期のいろいろに巻き込まれながら、それと同時進行で秋に幾つかあるリサイタルなどの合わせも行っていました。毎晩手帳を見てから翌日の合わせの曲をさらうという、自転車操業状態。気持ちだけは全く途切れませんでしたが、必死のぱっちの毎日。そんな中、ホームページのレンタルサーバーを移行せねばならぬという危機(?)。サービス終了で止むを得ないのですが、訳わからぬままウェブ上の説明を読みながら設定変更をし、昔の書類を探し出しては読み直し、という事をこの数日やっています。腰を据えないとできず、移行期間中に間に合うのか不安です。

という訳で慌てて更新します。今後更新が滞ったりメールが戻るような状況になりましたら、設定変更まだかな?と多めに見て頂けましたら幸いです。

合わせに必死になっていたためかなかなか本番モードに切り替わらず、結局そのまま当日となり・・・前日の合わせの時も、夜寝る時も、「明日本当に本番?」と思っていたほど。でもホールに向かい、ボランティアスタッフの皆様と久々にお会いし、打ち合わせが始まったらいつしか気持ちは切り替わっていました。いつもの事なのですがスタッフの皆様、本当によくして下さいます。気持ちよく演奏出来るように、音響、照明、楽屋の準備などなど隅々まで心を配って下さる事が伝わってきます。あぁでもこぅでも〜とリハーサルをしているとあっという間に開演時間になり、バタバタと準備したらもう本番の時間となり、気付いたらもう終わっていました。

「松井クラシックのつどい」のお客様はもちろん、ボランティアスタッフの方々も皆さん、耳が肥えていらして大変熱心に聴いて下さいます。ソロは何度か聴いて頂いているのですが、今回デュオは初めてなので、王道というべき名曲揃いのプログラムを組みました。弾ける事自体とても幸せで、また弾く度に新たな発見ができる曲ばかりです。前日の合わせでやった事も当日のリハーサルで考えた事も決して無駄ではなく、でも結果的には本番は全然違った演奏となりました。やはり室内楽、相手の投げかけてきた音楽にどう返すか、いつも考えながら弾いているので気を全く抜けず、トークも又然り。それをお客様がハラハラしながら見守って下さっているのか、一緒に楽しんで下さっているのか、はたまた可笑しがられているのかは分かりませんが、演奏している私たちにとっても非常に心地よい空間となりました。

前回↓書いたぷれじ〜るさんでのコンサートも似ているのですが、「顔の見えるコンサート」、つまりお客様お一人お一人のお顔が見えるほどの距離で聴いて頂ける事、お客様やスタッフの皆様をよく知っている事。そういう中で行われるコンサートは、聴き手、作り手(コンサートの)、弾き手も皆一緒に楽しめるのだと、確信を持って言えます。やはり音楽は皆で楽しめるのが一番。

「松井クラシックのつどい」の特徴、コンサート終了後のお客様を前にしての懇親会、そのまた後のスタッフの皆様との懇親会がある事でしょうか。どちらも質問攻めになります。それがまた、こちらがたじたじになるような専門的な内容であったり、するどい突っ込みが入ったり、内輪話を暴露せざるをえなくなったり・・・普通では決して聞けない(話さない)ような事を結構お話ししたような気がします。でもそれをお話できるのも実は嬉しかったりして・・・?

スタッフの皆さんそれぞれ得意な分野を生かし、知恵と力を出し合い、手作りコンサートを作り上げられています。文化の行く末を案じられ、だからこそ次の世代を育てる事も含めて、先を見通した活動されていらっしゃいます。ご近所にそういう「集い」があるって本当に素晴らしく、末長く続いてゆきますように心から願わずにはいられません。帰る時も皆様総出で、お見送りして下さいました。スタッフの皆様、あたたかなお心遣いを本当にありがとうございました。

無事に更新できるか、ドキドキ・・・。



2014年8月31日(日)             「カール・シュタイン その2」

昨夜帰京して、今日はオープンキャンパスの体験レッスン。少しだけ学校慣れ(?)し、早速明日から朝7時に出る生活が戻ってきます。うぅぅ、あの時間帯の車内の混雑は本当に苦手です。

ゆるゆるとした時間の流れの熊取缶詰合宿。本当に6日もあったのかと思うほど、あっという間に終わってしまいました。時間を存分に使える事がどんなに贅沢な事か、その価値を分かる時には、既にゆっくり時間を使う事ができなくなっているというこの事実・・・。

この夏にお会いした方々、尋ねた土地、さまざまな出来事・・・ゆっくり思い返す為にもっと時間がほしい、そんな幸せな時間を過ごせたひと夏でした。とても全て書ききれないのですが、皆さんが下さったお心遣いとお時間、そして偶然ではなく必然だったと思えるそのタイミングにも感謝しています。

大分前の事となってしまいましたが、ペンションぷれじ〜るさんでフォルテピアノを弾かせて頂いた時の事を少し。

本公演の前夜、宿泊されている方々、オーナーさんご一家の皆様、調律の竹田さんご夫妻、そして私たちだけのプライベート・コンサートがありました。正に「シューベルティアーデ」。シューベルトが生前、友人たちと集って自作のお披露目をしたり、そんな親密な雰囲気の中で行われたであろうコンサート。それを思い起こさせる雰囲気でした。

そのカール・シュタイン製フォルテピアノ、譜面台の脇に燭台を載せられる台が付いています。当時は、暗くなったらここにろうそくを灯して弾いていたのでしょう。点けたらどうなるのかと想像していましたが、それを初めてしてみたのがこの夜のコンサートでした。ログハウスの外は漆黒の闇。電灯を消し、フォルテピアノの両脇に2本のろうそく、暗いかと思いきや目が慣れてくると意外にも見えてくるものです。正直、譜めくりの時に楽譜に燃え移る危険はないかと少しびくびくしていましたが、あの雰囲気は忘れる事ができません・・・。

ちなみに昼間に合わせをしていた時は、天窓から木漏れ日が入ってきて、風にそよぐ影がゆらゆらとフォルテピアノの木目に映し出され、とても綺麗でした。そんな中でシューベルトを弾くことができるという贅沢・・・。

そうそう、夜の「シューベルティアーデ」ではオープニングに、ふと思いついてベートーヴェンの月光ソナタを弾かせて頂きました。子供の時、よく部屋を暗くして月光ソナタの1楽章を弾いていたのですが、まさにあの雰囲気ではないかと思って。月光が書かれた時にはこの楽器はまだ生まれていないのですが、ベートーヴェン亡き後、この楽器できっと誰かが月光を弾いていたに違いないと確信できるほどに、この楽器の音色が曲にぴたっとはまっていたと思うのです。弾いていた時は何とも言えない不思議な感じがしました。

翌日午後のひとときのコンサートでは、ログハウスに溢れんばかりのお客様。楽器のすぐ近くで聴いていらっしゃるのですが、それが当たり前に思えるほどの和やかな空気です。連弾ってやっぱりそういう親しげな楽しい雰囲気の中で演奏されるものだなぁと。弾いている時の心持ちもソロとは全く違います。休憩時には、ぷれじ〜るさんが焼きたてのクッキーと香り高いコーヒーをご用意して下さり、ログハウスを一歩出て木立に囲まれながらのコーヒータイム。ログハウスの中では竹田さんが楽器を解体して見せて下さり、興味津津に楽器を覗きこまれる人もあり。こんなに何もかもうまく事が運んでいいのかなと思ってしまうほどの、素敵なコンサートとなりました。お客様、そしてぷれじ〜るの皆様、竹田さんご夫妻様、素晴らしい時間にして下さり、本当にありがとうございました。

2週間後の所沢のコンサートのために、合宿でもシューベルトのファンタジーを合わせていました。最近弾いていた割には何かが違うと思いきや、今度はモダンピアノでした・・・。



2014年8月30日(土)             「季節」

東京は寒いそうで・・・。

夏の終わりの恒例、熊取でのピアノ・デュオ合宿も今日で終わり、これから帰京します。今週初め、こちらに着いた時はとにかく暑くて熱中症になりそうでしたが、少し過ごしやすくなりました。今週いっぱい関西も天気悪いと聞いていたのに、雨が降ったのは1日だけ。曇りの日もありましたが、今日はとてもよいお天気となりました。天気予報で、東京は10月頃の気温だと聞いてびっくり。何を着て帰ろう?

6日もあればさすがにこのひとりごとも書く時間は有るだろうと思っていたのですが、結局ぎりぎり今書くので精いっぱいの状況となってしまいました。リサイタルのお礼状を少し持って来て書いたのもあり、ピアノデュオのご案内を出していたのもあり、新学期に関しての事務的な事もあり、スケジュール決めもあり・・・何だかんだでピアノだけに集中する事は結構難しいものです。でも何よりも良く眠れました。日付が変わる前にまず寝ていますし、朝もゆっくり。こんなに疲れていたのかと改めて実感できるほど、本当によく眠れました。それだけでも何より。

こちらはツクツクボウシがカノンで聞こえる程、今たくさん鳴いています。田んぼによっては稲穂がもう垂れていたり、でも目の前の田んぼはまだ稲の花が満開というところ。あぜ道を歩いていたらぶつかってくるのかと思うほどトンボがたくさん飛んでいます。田んぼのど真ん中に1本だけでぇんと生えているミカンの樹には、青い小さな実がたわわとなっていました。今日は風がゆる〜く吹き、乾いた草の香りが家の中まで届いています。自然ではないですが、夜にだんじり(地車、と書くそうです)の練習している音が風に乗って聞こえてきます。

季節ごとの自然の移り変わり。それを見に、聞きに、感じに、ここに楽しみに来ているような気がします。秋の盛り、桜の季節、初夏はまだで、果たしていつ来られるか・・・?

明後日から新学期かと思うと非常に名残惜しいのですが、スケジュールもりだくさんの夏でした。私自身チャキの江戸っ子(3代ではなく2代目半なのでチャキチャキとはまだ言えない)、典型都会っ子かもしれないと思いつつ、まだピアノを本格的に取り組んでいない子供時代は、夏休みと言えば田舎の長野でずっと過ごさせて頂いていた思い出もあり、都会っ子だけではない何かが自分の中にあるような気もしていました。この夏のように都会を離れている時間の方が断然長くなると、もしかしたら今の自分に必要なのは「時間がゆったり流れる自然の多いところ」なのかと、ふと思ったりしてきます。今住んでいるところも、都会にしては虫や小動物が結構居て植物も多いのですが。

出発まであと1時間、今から荷物を詰めなきゃ・・・。




2014年8月18日(月)             「鳥海山」

8月も既に半分過ぎてしまいました。終戦の日も69回目、平和について考えさせられた1日でした。日がのぼるのも遅くなり、空にはすぅっと流れる秋の雲があらわれ、何だかんだ言っても新学期も近いんだなと思わされます・・・。

お盆明け早々、コンクールが始まっています。今週はまるまる一週間、連日審査が続き、発表が終われば翌日から2次予選、それが終わればすぐ本選というハードなスケジュール。参加する学生さん達、春からずっと練習に取り組んでいました。学期末はさまざまな試験や演奏会がある中、時間をやりくりし、何の曲をどういう順に仕上げて行くか考えて合わせの予定を組み、夏休み前におさらい会ラッシュがあり、あっという間にもう本番となってしまいました。ある学生さんの「もうこの日が来ちゃったという感じ」というひとこと、それだけに実感がこもっています。

さて、秋にいろいろ演奏させて頂ける事となりまして、コンサート情報のページに掲載致しました。まずは毎度おなじみのピアノ・デュオ。そして、かれこれ14回目となる伊賀さん青木くんとの室内楽(今年はラロ!)。そして大学時代同期で今洗足でも同僚である、クラリネットの中村めぐみちゃん、彼女とは三善晃先生作品の夕べに1曲、それと別にランチタイム・コンサートでもご一緒させて頂ける事となりました。そして洗足では彼女の門下で、在学中何度も伴奏させて頂いた山田知佳子さんのデビュー・リサイタル。その他、9月に入って別の大きなコンクール、学内の演奏会、試験の伴奏、と思いがけずもよりどりみどり。

ありがたい事ですし、いろいろな方、楽器、曲に出会えてとても楽しみなのですが、目下の悩み。譜読みが・・・。全く初めての曲も大分あり、弾きにくい近現代曲もあり、必死のぱっちで読んでいる真っ最中。個々のコンサートについては近くなりましたら書かせて頂くつもりです。皆さんそれぞれ個性的な素敵な方ばかりで、選曲からして「その人」があらわれるもの。想いのいっぱい詰まったコンサート、ぜひいらして頂きたく、よろしくお願い致します。

さて、今月頭の東北の旅の、いくつかあった目的の内の一つ。昔、副科ピアノでレッスンにいらしていた生徒さんをお訪ねする事でした。彼女は学生の時分より豊かな経験を積んでいて、既に「大きな器」を持っていました。細やかな心配りがさりげなくでき、何に対してもまっすぐで、そしていろいろな「表現をするすべ」を持っていました。かつてリサイタルの感想のお手紙を何度か頂きましたが、どれほど勇気づけられた事か・・・。

結婚されるという話を聞いた時、お仕事はどうするのかとちょっと気になりました。大学卒業後、一生の職になる素晴らしいお仕事をしていたのですが、スパッとやめる、と。そして嫁いでいった先は秋田の土田牧場さん。聞いた瞬間はとても驚き、でもとても彼女らしい選択だと思い、彼女なら間違いなく大丈夫と思えたのです。厳しい大自然の中で働くところが目に見えるような気がしました。

それから長い年月が経ち・・・数年前、最初に秋田の羽後町で演奏させて頂く事になった時、ふと思い浮かんで連絡しました。それが10数年ぶりの再会でした。ただ、いつも羽後町の方々に呼んで頂けるのは冬なので、いつか夏に牧場をお訪ねしたいなと密かに思っていて・・・それがやーっと実現したのがこの夏のこと。

想像もつかない広い広い草原に牧場はありました。すぐ近くに風力発電の風車が何基も回っていて、いかに風が強いところかを物語っています。忙しい中申し訳なかったのですが、牧場のあちこちを案内して頂き、さわやかな風に吹かれながら、美味しいソフトクリームとヨーグルト、チーズトースト、ソーセージなど頂きました。一番印象に残っているのは、まるでアルプスの少女ハイジに出てくるかの如くの丘。アップダウンがいくつも続き、その丘からは下界が見渡せ、鳥海山の雄大な姿も拝めます。その美しく厳しい自然の中で、自然と共に、着実に毎日毎日を生きる。これが何を意味するのか、といろいろ考えさせられました・・・。

リンクのページに土田牧場さんのリンクを張りました。牧場からみえる風景写真も沢山あります。また飲むヨーグルトはじめ乳製品などもどれも本当に美味しく、お取り寄せ出来るようになっています。よろしかったらご覧になって下さい。

鳥海山を思い出しながら書いていたら、あの風にまた吹かれたくなってしまいました・・・。



2014年8月10日(日)             「120000!」

残暑お見舞い、そして台風お見舞い申し上げます。

どうして世の中の人々がふるさとへ帰ろうとしている時に邪魔しに来るかな・・・。移動をされる方、そして台風通過地域にいらっしゃる方、くれぐれもお気をつけて下さい。被害がこれ以上増えませんように、心から祈ります。

小中学生の頃はまめに暑中お見舞いを出していましたっけ。毎日ポストを覗きながら、そういえば昔は、夏といえばお手紙や葉書が多く来ていたような・・・。手紙が好きで良く書いていましたが、今は全然書けなくなってしまいました。便利なようでめちゃくちゃ忙しくなっているこの情報社会。知らなくてもいい事をいつのまにか沢山知っていて、肝心要の大事な事は指の間からするっと逃げて行く。そんな気がします。演奏も、そういう「目に見えないけれど大切なもの」を音にして伝えていく事だと信じているので・・・。

8月に入ってから東北をぐるーっと回っていました。そういう「目に見えない大切なもの」、もちろん「目に見える大切なもの」もありますが、それを守っていらっしゃる多くの方々にお会いした旅でした。

学校のある期間は本当に目まぐるしくて、追われるように毎日を過ごしています。そんなに忙しくなったはずはないんだけど?と思ってよくよく考えると、情報過多ゆえの忙しさが増えたのではないかと、そこに行きつくのです。旅の間、いろいろ考えさせられました。考えさせられ、それゆえ反省させられる事も沢山あり、でも実はやらなくてはならない事がはかどらない事実にも直面し、それでどぉっと疲れが出てぼぉっとしている時間が増えています。

まぁ今思えば、どうしてあんなに頑張れたんだろうと思う位、昔は頑張れていたんだと思います。今はとてもできない、という事に気付き、少しは人間らしくなったのかもしれません・・・。

それはともかくと、いつの間にかアクセスカウンターが120000超えていました。しばらくパソコン開けられないまま、いつの間に?という感じです。なかなか更新しないのにいつも見て下さる方々がいらして、本当に嬉しく思います。ありがとうございます。今度ともよろしくお付き合い下さい。

明日からは例年お手伝いしている子供さん達の合宿。子供さんの可能性の大きさには驚かされる事が多々あり、はじめの一歩の大切さを実感させられます。ちょこっとでも何かお役にたてればいいなと思いますし、きっと自分も初心に帰れる事と思うのです。

暑い日がまだまだ続きますが、夏バテと熱中症にはくれぐれもお気をつけて・・・。


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