ひとりごと(2012年12月分)

2012年12月31日(月)            「2012年を振り返って」

今日は大みそかですが、久しぶりにぐっすり寝ました。1年分の疲れがどっと出たようです・・・。

今年を振り返りますと、相変わらずバタバタな1年でした。自分のキャパシティをはるかに超えて頑張れるところまで頑張ったつもりですが、昔と違って無理がきかなくなった事を実感させられたのが正直ショックでした。また、東京を離れてあちこちに行かせて頂きましたが、美しい風景はまぶたの裏にしっかりと焼き付いています。原田さんとのピアノ・デュオもかれこれ3年目、大分慣れてデュオとしていろいろな事が出来るようになってきたと思います。

そして多くの若い世代とがっつり向き合いました。きっかけはもちろんレッスンや伴奏ですが、どんな音楽をするか、どのように音楽をするか、という事を突き詰めていくと、最後には「その人」そのものに行き着きます。直すべきポイントを指摘するだけ、という方法は好きではないので、徹底的に質問を投げかけます(逆にこちらに矢のようなするどい質問がびゅんびゅん飛んでくる事もありますが)。日頃からアンテナをぴぃんと立てて感受性や直感力、思考や想い、センスを大切に生きていく事が、その人自身の音楽を育てていく事になります。その人の中にある音楽を表現するために、めざす音色を奏でる事やさまざまなテクニックが必要になり、そのために練習を積み重ねる訳で、その順番は決して逆にしてはいけないと思うのです。そんなこんなで話をいろいろした訳ですが、こちらも刺激をもらったり考えさせられたり・・・勉強になりました。自分が先生や先輩方に教えて頂いた事を若い世代につなげていかなくては、そう強く思うようになった1年でもありました。

そして常に心のどこかに震災や原発事故の事があります。今もその影響で大変な思いをされている方がいらっしゃいますが、1日も早く心穏やかに過ごせる日が来る事を心から祈ります。

今年も、月末にちまちまと更新を続けるこのひとりごとにお付き合い頂き、ありがとうございました。皆様もよい年をお迎え下さい・・・。



2012年12月30日(日)            「火の用心」

いつしか今年もあと2日を切りました・・・。

クリスマス前はあるコンサートのお手伝いで、数日ほど関西に居りました。お手伝いという程のお手伝いは出来なかったのが心残りでしたが、バッハのクリスマスオラトリオを少しだけ歌わせて頂き、久しぶりにクリスマスを実感できました。中学はキリスト教の学校に行っていたので、クリスマスが近くなればヘンデルのメサイアなど歌ったりもしましたし、礼拝でキャンドルサービスもあったり・・・いろいろな人や事に思いをはせ、自分を顧み、貴重なひと時だった事を思い出します。

話がそれましたが先日のコンサート、出演者であるたくさんの子供さんたち、そしてそれを支えるたくさんのスタッフさんやお母様方、応援に聴きにいらしたお客様、そしてご指導される先生・・・音楽が生活の中にあり、そして音楽が人生とともにあるってこういう事なのだろうなと思わされる、とても温かいコンサートでした。

さて、その間、例の原稿は全く手つかずでした。どんな時もいつも楽譜と裏紙(コピーの失敗用紙)を持ち歩いていて、思いついた事を箇条書きにする事までは出来ましたが、それをまとめるにはゆっくり考える時間が必要でした。正に普段考えているような事がテーマだったので、書く内容に困るどころか書きたい事がありすぎて、まとめるのに一苦労。戻ってきてからの3日間、1日中伴奏漬け、夜中に一気に書き上げるという、土壇場力に物を言わせるいつものパターンで、どうにかこうにか書き上げました。

という訳でパソコンの画面と文章を見るのはちょっと飽きた・・・という年末です。やっと今日で仕事納め、今年も最後の最後まで走り続けました。お年賀状は結局未だ手つかずですが、ちょっと休みたい〜。

「ひのよ〜うじん!」。拍子木の乾いた音が響き渡ります。これをきくとああ年末だなと思います。今日は帰りの時間帯、大雨に降られて久々にびっしょり。雪だったらまだいいのに、と思いましたが、そう言えばこの雨の中を見回って下さっているのでしょうか。寒い中ありがとうございます・・・。



2012年12月14日(金)            「朝顔の種」

相変わらず寒い毎日が続いています。2か月前までは夏のような日もちらほら有ったのに、秋も初冬も通り越してまるで厳寒期・・・。

今日はふたご座流星群がピークとの事、もしや?という思いでこの寒い中、ダウンジャケットを着込んで空を見上げました。今日は新月だったのですね。ただそれだけでもこれだけ星が1段明るく見えるなんて驚き。寒さに耐えかねて10分ほどで退散しましたが、マッチの燃えカスが消える時のようにわずかに夜空をかすめるような光がちょっと見えました。以前南の島で見た、空から降ってくるような流れ星とは当然違いますが・・・。でも星空は神秘的で好きです。

この冬は生き物たちにとっても大変なようです。最近の茫然とした事と言えば、朝顔の種!ウチでは朝顔は11月に入る頃まで頑張って花をつけていました。放っておいて種が付き放題になると翌年植えるのも大変なので、ちゃんと数を管理しています。最後にいくつか残した種、ちゃんと熟してから取ろうと思って数日留守した後、そろそろかな?と見に行きました。そしたら何と!あんなにあった種が跡形もなく無くなっていました。よくよくみると、つついてわずかに食べ残し状態になった種も2つばかりあり・・・要するに貴重な食料と化したらしい。全く。という訳で来年に植える種、ちょうどいい位の数だったのに予定よりはるかに少なくなってしまいました。厳重に管理して大事に育てないと大変な事になりそう。でも朝顔の種は毒だと、何かで読みました。鳥たちに何かが起きていないか心配です・・・。

そうそう、以前に書いた干からびてしまっていたワケギの球根、植えてしっかり水をあげたらちゃんと発芽しました。青々と生い茂った葉、良くみるとやはり鳥がちょっとかじった後がありましたが、これは苦手なのか、その後食べられる事は全く有りません。よかったよかった・・・。

話変わりますが、来年3月のピアノ・デュオのお知らせをコンサート情報のページに載せました。今年も2公演、さすがに昨年のように全く重ならない2プログラムは止めましたが、少しだけ演奏曲を変えています。本当に今回は曲決めが大変で、やっと決まって安心・・・な訳はなく、全くどうなる事やら。試験シーズンが終わったら猛スパートをかける予定。

ついに年末に突入。そろそろすごいスケジュールとなってきています。今年は用心して少しゆとりを持たせていたのですが、予期せぬところから原稿書きが降ってきたため(ありがたい事ですが)、いつものようにばたばたのごてごての年末年始を送る羽目になりそうです・・・。



2012年12月10日(月)            「パウダースノー」

あっという間に師走に入ってから10日が過ぎてしまい・・・先ほどあわててクリスマスの飾りつけをしたところです。

相変わらず更新が遅れてしまってごめんなさい。前回書いたコンサートの後も少し、長野に滞在していました。折しも寒波がやってきたところで、すごい雪・・・。あちらに到着した時はほんのわずか雪が残っているところがあった位でしたが、ある日の朝に雪が降り始めたら、みるみる積もり始め、わずか2〜3時間で世界は真っ白。外に出たらずぼっと足跡が付く位、15〜20センチくらい?既に積もっていました。その後も丸1日吹雪き、積もる積もる。遠い昔にスキーに行った時以来でしょうか。久々に見る銀世界でした。

それにしても地元の方も驚くほどの降り方でした。風の音が時折びゅうっと聞こえる位で、あとは音もせず実に静か。考えてみたら雪が音を吸うのでしょうね。雪がさらっさらのパウダースノーなのに驚きましたが、それに関してはまだまだ雪は湿っているとの事。ストーブ切れば室内でも凍りそうな寒さでしたが、久々に心が落ち着く静けさ。まだ足跡もついていない、雪で真っ白の広いお庭はとても魅力的で、外で遊ぶかお散歩するかと思いましたが、日中でもマイナス4度(夜に至ってはマイナス10度!)。あまりにも寒くて断念しました。

翌朝はどぴーかんに晴れましたが、なんせ銀世界に日がさすのでカーテンをあけられない位眩しい。遠くには雪で真白になった北アルプスが見えました!その後お天気はまた曇り始め、目はどうにか持ちましたが、樹に付いた雪が凍りついてキラキラに光っているのが本当に綺麗。寒いのも忘れて冬もま、いいか・・・と思わされている自分がいました。

今回初めてで驚いた事。屋根の真下のお部屋に居たのですが、ごぉぉ〜っという音を朝に何度もききました。地震を思い出させるような嫌な音なのですが、なんと屋根に積もった雪が一気に滑り落ちる音だそうです。建物そのものを揺るがすようなすごい音。いやはや、あんな重いものを屋根にのせているのですね。

・・・という真冬体験の数日間、心地よく過ごさせて頂き、都会での疲れもすっかり取れました!本当にありがとうございました。自然に任せて過ごすって大変な事もあるけれど、なかなか良いものですね。少なくとも心にはよく効くようです。

こちらに帰ってきた後は何だかバタバタもしていましたが、正確には毎日疲れて寝てしまっています。これが更新が遅れる理由。やっぱり寒い冬はお布団の温かさには勝てません。寝てしまうと人生の何分の一かを損したような気になってしまうのですが、まさに時間貧乏性。

そんな訳で今日は久しぶりに寝不足。果たして体力が持つかどうか・・・。


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