ひとりごと(2005年1月分

2005年1月30日(日)     「アネモネ」

どうもご無沙汰しております。ちょくちょくアクセスして下さった方、お待たせしました・・・。

本当にこの1週間はきつかった!丸1日家に居られたのは2週間前の日曜日。それから今日まで殆ど毎日朝8時半に出て夜22時半に帰るような生活でした。前半の1週間は問題なく過ごしていましたが、さすがに後半のこの1週間は気力で乗り切っているような感さえあり・・・振り返ってみれば遠い昔の事のようにも思え、実際は1日1日が本当に短く思えました。毎日何かしら本番があったのですが、本番直前直後もいつも合わせやレッスンが入っていて、不器用な私としては気持ちの切り替えが難しかった。ある意味、その場その場での集中は出来ていたとは思うけれど、日常的な感情のスイッチはオフになっていたかも。昨日一段落して、いかに普段気持ちを張り詰めていたかを知る事となりました。

昨日は朝一で試験の伴奏をした後は何もなくて、その後まずマッサージに直行。体が痛くてガタガタでもう限界でした。腕や指は(ソロならともかく)全く平気なもので、ひどいのは背中上部と腰の右側、そして右太もも裏。普段の合わせで1日6〜7時間位、多い日だと10時間位弾いている日もありました(そういうのは試験シーズンの今位なもので、年がら年中そんな生活を送っている訳ではないのでご心配なく)。演奏中は両腕を力抜いてぶら下げているのでその重みで背中上部が凝るし、右足のペダルはいつも使っているので上半身の支えは腰の右側が要、ペダルも私の場合かなり細かくハーフ・ペダルも多用するので右足の付け根(正確には裏の内側)がバクバクしてきます。「車のアクセルみたいなものでしょ?」なんて言われて面食らう事もありますが、ピアノの右のペダルは似て非なるものと言えばいいでしょうか。踏み込む深さや早さ、踏みかえる頻度も多種多様ですし、何と言ってもペダルを踏み込んだ時に感じる重さがまず違います(特にグランド・ピアノ)。いつもお世話になっている私の担当の先生は最初に右足をチェックして、「今週はピアノ結構弾いたでしょ?」。これで全て分かるみたい。長年の習慣から太ももの太さは左右で微妙に違っています。

お花屋さんにディスプレイされている花はかなり気になる存在です。店頭はすっかり春の装いで、ちょうど感情がオンになったのと相まってちょっと嬉しくなりました。昨日帰り際に珍しく買ったのはアネモネの花束。それは産直のもので、生産者の方(だと思う)が店頭に立って売っていました。パッと一目見て、この花達は手をかけて育ててもらったんだろうなとすぐ分かりました(私も花を育てているので)。赤や紫、ピンクが鮮やかで花から元気がもらえそうな気もしたし、先週は頑張ったから自分への小さいご褒美という事で、今部屋に生けてあります。

先週の日曜日にはコンタクト・レンズを新しくしてきました。中学生の頃眼鏡より先にソフト・レンズを使うようになり、その後眼の健康の為にハード・レンズに変え、コンタクト・レンズ歴はとにかく長いです。酸素透過性ハードでも3年位で交換するようにと通常言われますが、その日まで使ったレンズは短い方で6年、もう片方は8年程使っていました。肉眼でも分かる傷がついてしまって慌てて交換しに行ったのですが、「3年でも普通もっと傷がつく方が多いので、随分丁寧に使っていたんですね。」と褒められました!しかししばらく交換しない間にコンタクト・レンズも変わったものだ・・・と思ったのは、今私の使っている酸素透過性ハード・レンズは弾力性があって少し曲げても平気な事。終日装用できる新素材だそうで、今非常に快適です。

今年のリサイタルの曲目も締め切りが迫っているのに、今回もご多分に漏れずこの時期に及んで又曲を変えたくなってきました。とは言ってもさらいこんである訳ではなく、頭の中にプランがあったというだけで、暮れに1日きちんとさらえた日があったもののその後は全く手付かず。凝ったプログラムを決める段階が実は一番楽しかったりするのに、今はゆっくりピアノに向かう時間もなければ考える時間もなく・・・。今日は久々のオフ。じっくり決められたらいいけど、とにかくもったいない悩みです・・・。



2005年1月22日(土)     「黒づくめ」

通勤定期の元が取れまくる生活も、不思議なもので慣れてきています。毎朝同じ時間に起きていると、勝手に目覚めるようになるものですね・・・。

大学は授業期間がついに!終わりに近づき、いよいよ実技試験期間。それに先立ち、試演会やおさらい会の嵐が吹き荒れます(?)。一昨日から連続7日(その後もまだまだ続く・・・)何かしらあるって事は、毎日黒スーツか黒のアンサンブルに黒パンツという生活を続けるという事?校内の大きなホールや講堂での本番なら、楽な格好で通いフォーマルな衣装に着替える事もしますが、冬場は荷物が多く面倒で毎日カラスのような出で立ち。しかしスーツではこんなにピアノは弾きにくいもの?ソロでは、涼しくて(舞台はライトで暑いので)軽く腕の動かしやすいドレスを着慣れているので、男性ピアニストのご苦労には頭が下がります。

さて、リンクに1件追加しました。指揮者の藤岡幸夫さんのオフィシャル・サイトです。藤岡さんとはひょんな事がご縁でお知り合いになりました。詳しくは次回、それがダメでも出来る限り近い内にちゃんと書かせて頂こうと思っていますが、音楽もお人柄もとても素敵な方です(・・・早い話が「ファン」だという事ですが)。ご覧になれば分かると思いますが、サイトの中身もとても充実していてどこから読んだらいいのか迷ってしまうほど。中でも私のお勧めは「From Manchester」という藤岡さんからのお手紙で、それも1999年から年代順に読んでいかれる事を(出来たら)お勧めします。音楽について考えていらっしゃる事、演奏活動を含む日々の生活、指揮者になられるまでの道のり、藤岡さんにとって特別な存在である作曲家吉松隆さんについて、などなどご多忙の中書かれていらっしゃいます。読ませて頂いて、「音楽は人なり」という事を強く実感し、又嬉しい事に共感できるところも沢山ありました。と言っても近寄りがたい雰囲気には程遠い、とても気さくな方です。・・・何だかこれでは説明不足ですね。又改めて書かせて頂きますが、ぜひ見て頂きたいと思っています。

今は1年で星が一番美しく見える時期。しかし考えてみるとここ数年はこの時期が一番忙しく、夜空をゆっくり見上げる事が出来ないのが残念。夜空と言えば、小学生時分に初めて牡牛座のプレアデス星団(スバル)を見た時を思い出します。プレアデスの天体写真を見て、ぜひ自分の目でも確かめたいと思ったのがきっかけでした。天体望遠鏡は持っていないけれど、あの明るさなら双眼鏡でも見えるだろうと思い・・・小さく見えるその青く妖しくゆらめく光をレンズ越しに見つけた時は、本当に感激しました。そして今見ている光が410年も前に発せられたものであるのも神秘的で、飽かずに何回も眺めていました。

富田さんのリサイタルの時に頂いた花束、どれも未だに元気!ちょうど2週間も経つのにきれいに咲いていてくれて、嬉しいです。寒い季節だからこそ、春を感じさせてくれるような淡い色合いの花々は、気持ちも明るくしてくれるようです・・・。



2005年1月17日(月)     「チェロのリサイタル」

サイトを開設して以来最低週2回の更新を何とか続けてきましたが、ついに1週間空いてしまいました。なかなか更新できずごめんなさい。この間、サイトにいらして下さった沢山の方々、そしてメールを下さった方へ、ありがとうございます!アクセスカウンターがガンガン増えていくのが本当に申し訳なくて・・・。

仕事が入っていたものの昨日は一日家に居られましたが、それは三が日以来の事。毎日家に寝に帰るだけで、まともに考えれば「コワイ生活」だなぁと・・・。次のオフは2週間先の日曜。今は確かに体はきついけど、年末年始頃には必死に楽譜に食らいつくしかなかった曲もさすがに頭に入り、少しホッとしています。

しかし本来毎日しなくてはならない事を忙しさにかまけて先延ばしにするのは、どうも気持ちが悪いもの。日常的な事で言えば、育てている植物に水をあげて様子をチェックするとか、新聞を読むとか・・・。そういえば最近は天気予報も落ち着いて見た事がない!その日のお天気や気温についてだけの予報ではなく、ちゃんと天気図が出て何故こういう気候になるのかを説明してくれる方が好きです。そして練習。「自分の為の練習」を落ち着いて毎日数時間・・・という訳にいかないのがちょっと悲しい。更に睡眠。これも時間がある時に寝だめ出来たらいいのに。

今のような怪しい生活をしていると、夜眠りに入る前に今日起きた事を思い起こす事もままならず。楽しみも苦しみ(?)もあえて心の中に再現せず、記憶という名の甕の中へすぐ放り込んでふたをしているようなもの。毎日毎日精一杯過ごしているつもりですが、「生きっぱなし」ではもったいない。そこにはある意味「反省」も必要なのではないかと、最近考えるようになりました。元々過去は振り返らないタチですがこれを書くようになってから、記憶の底から昔の出来事をいろいろ引っ張り出しています。

前回保留にしてあった富田さんのリサイタル、実は何て書こうかとしばらく考え込んでしまっていましたが、いらして頂けなかった方にご報告するようなつもりで書けばいいか・・・。

当日はオペラシティのリサイタルホールを横長に使いました。つまり舞台のチェロとピアノをぐるーっと客席が取り囲むような形。縦長に使った時しか聴いた事がなかったのですが、横に使うのもなかなかいいです!縦に使うと、後ろに座った人は舞台を見難いという問題が生じますが、横に使えば、広々としていて舞台から客席後方までしっかり見渡せます(本番では逆に見えすぎて、お辞儀の時に視線をどこにやろうか迷い・・・)。響きも横に使う方がきれいに拡散していくようでした。

リサイタルの伴奏をする時は、ソリストがリハーサルをお休みしている隙を狙ってピアノに触りに行く位で何とかしのげますが、今回のラフマニノフのチェロ・ソナタはそうはいきませんでしたね・・・。随分わがままを言ってピアノに長く触らせてもらいました。12月29日の項でも書きましたが、この曲は室内楽的なコントロールもソロ的パワーとスピードも要求されていて、弦楽器とピアノのデュオ作品としてはいろいろな意味で難しいものだと、つくづく実感しました。いつもの事ながらベストな響きを作り出せるよう、位置決めなどに時間をかなり取りましたが、それが決まると本当に弾きやすくなります。最初チェロにピアノが被らないように遠慮していた時は、薄氷を踏むかのようにこわごわ弾かざるを得なかったけれど、いい位置に決まった後に体の重さをのせてちゃんと弾けるようになると、その方が実際いろいろな響きも厚みも出せました。こればかりはとにかくやってみないと分からない!

前回も書きましたが、当日現実味が感じられなかったのは、リハーサルに集中していたらいつの間にか開場となり、慌しく支度を整えたらもう本番!という状態だったから?それともう一つ。リサイタルで伴奏をお手伝いする時、1曲無伴奏が入るのは良くある事ですが、今回のコダーイのソナタのように35分ものお休みをもらえる事はめったにない事。最初のシューマンのアダージオとアレグロで10分弱弾いて、気持ちが本番モードに慣れてきたところで休むのは、実はかなり注意しなければならないのです。その後の休憩含めば1時間弱もピアノに全く触れない状態が続くので、程よい緊張感も体のほぐれた感じも持続させるのが難しかった・・・。

富田さんはリハーサルからすごく集中していたし、きっと今日はうまく行くと確信が持てました。そういう時は、伴奏者の立場としてはかなり気持ちが楽になるものです。シューマンでは穏やかに落ち着いて弾き始められたし、ラフマニノフでは朗々と歌い上げていました。コダーイはモニターでしか聴けなかったのが残念でしたが、ハンガリーで過ごした時間を彼女の言葉で語り尽くした演奏だったと思いました。どの曲もお客様が集中して聴いて下さるのが肌で感じられ、それは又気持ちのいい緊張感をもたらしてくれました。

ラフマニノフを、ピアノの立場から「熱く、そして拡がりのある演奏にしたい」というのが目標でした。こう弾きたい、あるいはこんな演奏を聴きたいというイメージが昔からあったけれど、それに近い演奏を聴いた事がなかったので。本当に難しい曲だけど、そのイメージには少しだけ近づけたかな?もちろんこれから何回でも演奏したいし、そんなチャンスが又あれば、と心から願っています。

やっぱり文をまとめるという事もそれ相応の集中力を要するものなのですね・・・。実はこの1週間ちょこちょこ書き溜めてはいたのですが、それをまとめ上げるまでの気力がなかったのだなぁと、今分かりました。練習を続ける事と曲を仕上げる事は全く別の話、というのと似ています。今日こそ更新しようと決めていたのに電気をつけたままうとうとしてしまい、明け方から書き始めたらもう起床の時間・・・。



2005年1月9日(日)      「アクシデント」

チェロの富田さんのリサイタルも昨日無事に終わりました。新年早々いらして下さった方には心より御礼申し上げます。

今回のリサイタル、不思議と弾く前も弾いている間も弾いた後も、あまり現実味がなかったのです。何故?思い出しても夢かまことか・・・?今はそんな気持ち。改めて数日経って頭の中が整理されたら書こうと思います。ラフマニノフのソナタ、大変だったけど何とか間に合いました。別の言い方をすれば「当日が今までの中では一番いい演奏」!? 何の演奏をする時でも、この曲を次に舞台で弾けるのはいつかな?と考えます。ソロの曲だったら自分次第でいつでも弾けるかもしれないけど、合わせもの(室内楽や何かの伴奏など、誰かと一緒に演奏する形態の曲)だったら次がいつになるか分からない。もしかしたら今後チャンスはないかもしれない。そう考えたらもったいなくて、緊張している暇も惜しいです。又、その曲が(或いは作曲家が)「素敵に弾いて」と言っているような気がして・・・。だから演奏は一期一会。どんな時でも大切にしたいと思っています。

本番前ってやはり神経が普通でないせいか、いろいろな事が起こります。今回は、前日にご飯を食べていたら突然歯の詰め物がポロッ。これ位は止む無しと思っていたら、翌朝右あごが痛いのです。歯が痛いならともかく、何で?と思ったらなるほど、詰め物が無くなった分の高さが変わって、噛み合わせがおかしくなった様子。口が開けにくく食べるのも面倒になりそうで、早く治しに行きたい今日この頃。そんな感じで本番前の小さいアクシデントは過去にもいろいろありましたが、今思い出す真っ青になった出来事。デビュー・リサイタルの「当日」にソフト・コンタクト・レンズを流してしまいました。新しいものを調達する時間もないし、普段かけ慣れない眼鏡も嫌なら、片方裸眼でガチャ目も嫌。もう本当に泣きそうになりました。排水溝の奥から見つけられたからよかったものの、もしあれがみつからなかったら・・・。

富田さんは小さいところではちょくちょくリサイタルもされていますが、今回は本格的デビュー、これを見事に飾れたと思います。落ち着いていただけではなく音楽に良く乗れていて、彼女ならではの個性も現れていました。きっとこれに味を占めて2回目以降も続けられる事でしょう。私もデビュー・リサイタルが失敗だったらこれっきりにしようと思っていました。1回限りになっても後悔が残らないように思いっきり欲張ったプログラムで、メインにシューマンのクライスレリアーナと謝肉祭、普通は絶対に一晩にはまとめられない曲です。お陰様でデビューは何とか無事果たせ、それは現在につながっています。コンタクト・レンズが見つからずに演奏を失敗していたら、今は何をしているのだろう?考えてみても恐ろしい事です。でも富田さんは若々しい良い演奏ができて本当に良かった。お手伝いできて、その場に居合わせられて嬉しいです。

これから2月にかけて学校では実技試験のシーズン。朝から晩まで学校にいてレッスンや伴奏をし、帰宅してからさらう、そんな生活が続きます。週1日は全くのオフにして寝だめをし、雑用を片付け、練習をしないと生活のペースが崩れてくるのですが、1月は恐らくそれもままならないような感じ。でも頑張ります!「ひとりごと」の中身が今までと比べてちょっと薄くなるかもしれませんが、2月半ばまではどうかお許しを。今はリセットボタンを押したい気分・・・。



2005年1月4日(火)      「仕事始め」

今日から仕事始め。8日にある富田さんのリサイタルのリハーサルから・・・。その後は毎日学校通いです。

三が日はまるまるオフで「やっと練習が落ち着いてできる!」と思ったのに、そういう時は得てして何も出来ず、必要最低限の練習しか出来なかった。その代わり1年分の睡眠不足を年頭に補うかの如く、本当によく眠りました。普段は目覚まし3つにケータイアラーム、とどめはタイマーをかけたラジオで聞くニュース・・・これで何とか起床しています。朝まで起きている事も多いので、そうでもしないと寝過ごす恐れあり。自然に目覚めるまで寝ていられるのは天国です。これで暮れに限界まで酷使した体も、すっかりいつもの状態に戻りました。

頂いたお年賀状にゆっくり目を通すのもお正月の楽しみ。今年から1月2日も配達される事になったのに気付いていましたか?例年2日はつまらないな・・・と思っていたので、ちょっと嬉しい。中学生の頃から手紙は好きでよく書いていました。もちろん頂くのも好きです。以前にこのひとりごとでも書きましたが、私はアナログ人間なので「ぬくもりを感じるもの」、そういうものは大切にしたい。今もお年賀状の宛名書きの筆跡で誰からだか大体解ります。長い事そうやって肉筆のやりとりを重ねてくれば自然に分かってしまうもの。かく言う私は今年はなかなかお年賀状を書けなくて・・・(毎日ピアノをさらうべきかお年賀状を書くべきか迷って、どっちつかず)。まだ届いていない方、本当にごめんなさい!一生懸命書いています。

1月は学校で実技の試験期間を控え、そりゃ又本当に慌しいものです。自分のクラスの専門、副科含めてピアノのレッスンも大変ですが、他の専攻の学生さんの試験の伴奏などもお手伝いしているので。一番気を遣うのが合わせのスケジュール管理。学生さんそれぞれに空いている時間を尋ね、自分の空き時間を考え合わせながらパズルのように、20人の合わせの時間を決めていきます。レッスンやおさらい会についていく事も含め、うっかり誰かを入れ忘れたり連絡し忘れたらどうしよう・・・と、かなりナーバスになります。今はメールで連絡できるから随分楽になりましたが、数年前まで勤めていた芸大の伴奏助手時代はケータイを持っていなかったので、よくまぁちゃんと連絡できていたなぁと当時を思い出します。もちろん練習(譜読み)も大変ですが、それは自分が練習すれば済む問題(!)。

お正月気分もいいけどさすがに普段のものも食べたくなり、昨日はオニオン・スープを作りました。トーストしたバゲットをのせてオニオン・グラタン・スープといきたかったけど、パンはないので省略。これは時間がある時でないと作れないけれど、何せ私もせっかちなので・・・炒めもしっかり飴色になるまでは我慢できず、そのちょい前でつい水を入れてしまいます。以前気持ちに余裕のある時一度飴色になるまで頑張ってみた事があって、それはそれで成る程美味しかったけど。友人に話して笑われてしまいましたが、ここで秘策!そこまで炒めず色が出ない代わりに、醤油をちょこっとたらします。色付けのつもりもあるけれど、実はいい隠し味にもなっているような気がする(本家本元の味とは微妙に違うのですがこれはこれ)。カレーに、例えばお味噌や醤油、コーヒーやチョコ、いろいろな隠し味をする話は聞いた事がありますが、それ同様?でもオニオン・スープは完全な和風にしないように、ハーブは入れます。タイムが入るのがお気に入りですが、なかったのでローズマリーを使いました。「時間の手抜き」をしたい方はお試しあれ。

ちなみにカレーは割に正統派です。みじん切りのにんにくと生姜を香り付けに、刻んだ玉葱とコトコト炒めてベースにするのが好き。この欄で書いているのは洋食が多いですが、和食も作ります。最近はそういう気分ではないのであまり作っていないけど。

家に居られるといろいろなお茶が飲めるのが嬉しい。いつもは学校のレッスン室に缶詰めなので、ペットボトルのお茶頼み。今の季節はどうしても温かいものが飲みたいから、その点ちょっと悲しいのです。高校時代は紅茶一辺倒だったという話、前に書きましたが今は何でも好きです。冬だったら、ミルクを入れられる紅茶、例えばウバやアッサム、ケニア産とか、フレーバー・ティーもミルクに合う香りのもの、そういうのが好み。スパイスを入れて自分流のチャイを煮出す時もあります。コーヒーだったら断然、深炒りで強い味のものをブラックで。緑茶や中国茶、ハーブ・ティーなども各種常備してあり、「お茶のエンゲル係数」はかなり高いかも。でもこれは自分にとっては譲れないところで、毎日「何飲もう」って何回も考えられるのは楽しいひとときです。

遅まきながら12月に慌てて植えた球根類が芽を出して来ました。ヒヤシンス、チューリップ、水仙、ラナンキュラス、クロッカス・・・。一番忙しい1月が過ぎれば、もう立春で気分は春。気が早すぎるかもしれないけど、春は待ち遠しいです・・・。



2005年1月1日(土)      「新年のご挨拶」

新年明けましておめでとうございます!

・・・とは言いましても、ニュースで見るスマトラ沖地震と大津波で亡くなられたたくさんの方々とそのご遺族の方々のお気持ちを考えると、今あまりそういう気持ちにもなれず・・・。本当にお気の毒で胸が痛みます。心よりお悔やみを申し上げます。

昨年10月15日にサイトを開設してから、あっという間に2ヵ月半経ちました。少し前までは自分でこういう事を始めるのも想像できませんでしたが、「石橋を叩き過ぎて壊して」しまっても仕方ないので、後先を考えずとりあえず始めてみました。思いがけずもたくさんの方に見て頂けた事は本当に嬉しく、心より感謝しています。

音楽を通じて表現し伝える事はともかく、自分の事を話すのはずっと苦手・・・だった筈ですが、いざ書き始めたら書く事は次から次へと出てくるもので、我ながら驚きました。潜在意識の中で「自分の事ばかり、やたらと話すべきではない」と思うところがあったのも事実です。でも最近、ピアノを弾いている時だけでなく、いつもの自分も含めて表現したものが「私」、と思えるようになりました。これがサイトを開設しようと思った本当の理由かもしれません。又これは私自身反省しなくてはならない点なのですが、どうも初対面の印象と話してから見えてくる中身は相当食い違うらしい・・・。そのギャップをいちいち訂正するのもさすがに面倒なので(?)。もう一つは、コンサートにいらして下さる方々お一人お一人とできる事ならお話ししたいのですが、それが無理なので(一方的で申し訳ないのですが)こういう形で気持ちをお伝えしたいと思ったのです。慌ただしい日常生活の中では大した事は書けないのですが、継続する事に意味があると思っていますので、これからも何とか更新し続けていこうと思っております。ご意見やご感想がございましたらぜひメールでお寄せ下さい。本年もどうぞよろしくお願い致します。

昨年は本当にいろいろな事があり、又ありがたい事に非常にお仕事にも恵まれ、実に時間に追われまくった一年でした。暮れからお正月にかけてやっとオフが取れたのに、体だけではなく精神的にも疲れてしまって何も出来ず、ぼぉーっと無為に時間を過ごしています。ここでついついもったいないと思ってしまう私は「時間貧乏性」・・・。何もない一日だったら本当に気の向くままに行動するのですが(実際何も出来なかったりするけれど)、今の自分に必要なのは多分そういう時間のような気がします。

思い起こせば昨年は心行くまで練習・勉強もできず、自分にきっちり向かい合えず、友人にもあまり会えず、美術館にも全然行けず、本も思いのほか読めなかったなぁ・・・と。皆に平等に与えられている24時間、この中で何に優先的に時間を使うかは自分次第で、当然犠牲にしなければならないものもある。今私がここまで音楽に心底どっぷり漬かれるのは、学生時代音楽を遠目で眺めながら(ごめんなさい)他のいろいろな経験をする事ができたから。だからこそ自分にとって「なくてはならない大切なもの」だと、今確信を持って言えるのです。ただ今はバランス的にオンの時間が長過ぎて、このままでいいのかな?と思う時もあります。いろいろな場面で「バランスが取れている事」、こういう状態でいられるのは心地よい感覚なのですが・・・その辺り、今年はちょっと考えてみたい事です。

あえて今年の抱負と言う程の事でもありませんが、本物の音楽に少しずつでも近づきたい、その為に謙虚に勉強を続けていきたいと思っています。自分の気持ちに嘘をつかず音楽にもまっすぐに向かい合いたい。そして私を支えて下さるたくさんの方々への感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。人間だからいろいろ間違いもすればつまずきもする・・・なかなか難しい事ですが、でもそういう気持ちで一年が過ごせればと思っています。

さて、と。早くお年賀状書かなきゃ・・・。


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